とある方に勧められて、こんな動画を見た。
世界初、クラフトコーラで起業したコーラ小林さんの話だ。

わたしがズキュン!と胸をやられたのが、小林さんのこのセリフ。

 

コーラは自分みたいなものだと思う。

コーヒーやオレンジジュースや牛乳は、何から出来ているから明確だ。
自分は、これが得意というものがなかった。
何が得意なんだろうと探し続けていた。

でも表面的には現れないけれど、ちょっとした得意な種みたいのが、実は自分にはたくさんあった。
その種と、経験と、いろんな人の力を借りて伊良コーラができた。

コーラはいろんなスパイスが混ぜ合わされて、何からできているのか分からない不思議なもの。
でも調和してひとつになっている。

そんなところが自分みたいだと思う。

 

夫は子供のころ、小学校で3回、中学校で2回、転校を経験した。
転校するたびに人間関係をゼロから構築するのが、ほんとうに大変だったと言っていた。

そこで、みずから編み出した法則があるらしい。
なにかで一番になったら、いじめられない法則。

勉強でも、かけっこでも、釣りでも、なんでもいいらしい。
とにかく、なにかクラスで一番になったら、一目置かれて地位を確立できるのだという。

そうやって夫は、クラスでの居場所をなるべく早く、確実に確保したのだ。
夫が編み出した法則は、最小限のストレスで新しい環境に馴染むための、スキルみたいなものかもしれない。

これを聞いて、なるほどと思った。
わたしも転校は経験しているのだが、すぐにいじめられた。
となりの席の女の子に。

チクチクいじわるをしてくる子だったが、いつの間にかいじめられなくなった。
そう言われれば、その子よりわたしの方がずっと成績が良かったかも。

 

わたしはこの法則を、子育てにも取り入れようと思った。
息子が小学校にあがったとき、「なんでもいいからクラスで一番取ってみようよ」と言った。

転校はしなくとも、クラスでの地位獲得に有効だと思ったのだ。

だけど、そう簡単に一番を取れない子もいる。
それが息子だった。

勉強はダメ、足も遅い、球技もイマイチ、カードゲームでも頭角を現すことはなかった。
幼なじみからいつも下に見られて、なんとなくバカにされてるような、いいように利用されているような、そんな子だった。

「オレのいいところって、どんなとこ?」
息子は3年生くらいになると、よくこんなことを聞いてきた。
わたしは、性格がいいところ、敵を作らない平和主義なところ、やさしいところ、誰とでも仲良くなれるところ、などを挙げた。

息子は「そうじゃないんだよな~」といつも言った。
能力的な部分でのいいところを、挙げてほしかったのだと思う。
その気持ちは、わたしにも理解できた。

だけど残念ながら、能力的な部分で秀でているところはあまりなかった。
学校の先生に、歌がうまい、声がきれい、と褒められることもあったようだが、カラオケで高得点が出るほどうまいわけでもなかった。

親としては、意地でもなにかで一番になってやる!と気概を持ってほしいな、と思っていた。
でも息子は、努力してまで人より秀でようとは思っていないようだった。

そもそも息子は「人と比べるのは悪いこと」という認識だ。
闘争心が全然ない。
これは持って生まれた性質なのか、時代によるものなのかはわからない。
もう少し闘志を燃やしてもくれてもいいんだけどな、とわたしはいつも思っていた。

息子の自分探しは中学校になった今でも続いている。

 

画像

レゴにハマったり

 

画像

短いシャーペンを作ってみたり

 

画像

火打石で火つけてみたり

 

画像

ペンタブで絵描いてみたり

 

画像

モールス信号にハマってみたり(非常にくだらないことが書かれている)

 

 

気づくと意外と、クラスでちょっとおもしろいヤツになっていたらしい。
学級文集で「将来一番お金持ちになりそうな人」ランキングで一位を取ったらしい。
こんなところで、まさかの一番かい。

そこでふと思い出した。
ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「多動力」

どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる。

80点まではウサギの速さで駆け抜けても、そこから100点に到達するには亀の歩みになってしまう。

たとえばゴルフの平均スコア80を1年で達成できたとしても、平均72になるまでにはさらに10年はかかる。

~中略~

ある程度ハマれば、大半の知識は得られる。
そこから長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルへ飛んだほうが、また新たな発見がある。

「多動力」著:堀江貴文

一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。

1万時間というのは、1日6時間やったと考えて5年。
5年間一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。

ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか。
「100人に1人」×「100人に1人」
の掛け算により、「1万人に1人」の人材になれる。
これだけでも貴重な人材だ。

さらに飽き足らずまったく別の分野にもう1万時間取り組めば、
「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」
の人材が誕生する。
ここまですれば、あなたの価値と給料は驚くほど上がる。

「多動力」著:堀江貴文
 

結局、なにかに秀でなくても、なにかが特別に得意でなくても、全然いけるんだ。
と、わたしは気づいてしまった。

 

80点どころか60点だっていいんじゃないか?
1万時間じゃなくて3000時間だったとしても、費やした時間分あなたの得意になっていることに変わりはない。

 

そんな「ちょっとした得意の種」はきっとみんな持っている。
その種を、数えることから始めたらいいんじゃないか。
自分が持っているものって、意外と気づかなかったりする。
ちゃんと、思い出して、数えてみたらいいんだと思う。

 

わたしもそうだけど、つい不得意を数えてしまうことって多い。
そして、やっぱりわたしってダメって思ってしまう。
そうじゃなくて、得意だけを数えるのが大事だと思う。

そうやって得意の種を集めたら、闘争心とか反骨精神とかがなくても、意外と頭角を現したりするものなのかも。

そしてその種を組み合わせて、何ができるか考えてみるといいと思う。
今すぐ思いつかなくても、アンテナを張っていることで引っかかってくるものがあるんじゃないか。

わたしもそう。
カメラ転売という仕事をしていて、毎日お弁当を作って、文章を書くのが好き。
ただそれだけでブログとTwitterとInstagramやってます。

これが何になるのか、今はわからない。
でも、続けているうちに何かになると信じて、ゆるゆると進んでます。
アンテナだけは、感度ビンビンにしているつもり。

 

受験生の息子は今日も、磁石の動画ばっかり見てたり、ノックしなくても芯が出てくるシャーペンの機構に夢中になっていたり、さっぱり勉強しない。
だけど、これが得意の種づくりなのかも、と思ったらそれでいいような気もしてきた。

いつか、コーラ小林社長みたいなさわやかな青年になって、ちょっとした得意の種をたくさん収穫してほしいな、と思う。

 

そうそう、息子、LINEスタンプも作りました。
これは宣伝。
ちなみに、ニワトリじゃないやつはウミウシだそうで。
味がある、とママ友たちには好評です。

 

 

 

コーラ小林さんの動画を勧めてくれたのは、カメラ転売塾の大先輩。
カメラのことだけじゃなく、生き方が本当に勉強になります。
人柄がね、とっても素敵なんですよ。

 

 

 

わたしのカメラ転売の先生はこちら。
愛のある厳しさで、みんなの人生を変えている方です。
カメラ転売に興味ある方はぜひ。