3月21日は、宇宙元旦。
日本では、春分の日。
私が入っている『ちぬうみ創生神楽』では、21日は
泉佐野市にある火走神社で『比波之里 和合の祈り』という
『火伏之舞』と『波振之舞』の神楽奉納がありました。
「旅引付と二枚の絵図が伝えるまちー中世日根荘の風景ー」が
日本遺産に制定されました。
その24の文化財に火走神社があります。
神楽奉納された『火伏之舞』は、火の神『軻遇突智』は、
『伊邪那岐』と『伊邪那美』の間に産まれた最後の神様です。
火と水を極めることにより、火水=かみ、元気を取り戻す、
万民を癒し、元気にする火の神神楽です。
『波振之舞』は、盂蘭盆会の風流舞などの
芸能をもとに、群衆の舞の比波里神楽です。
この日のために、半年前から神楽舞の練習に入りました。
神楽舞の基本である摺り足の練習や身体調整法を
創生神楽宗家の表先生にご指導を頂きました。
日に日に、近づくにつれて、舞の練習に励んできました。
当日は、東京にある神楽会と大阪の神楽会の皆さんと一緒に
神楽奉納舞が天気にも恵まれて、たくさんの観客の皆さんに
観ていただくことが出来ました。
前日まで雨が降り、神社の境内でのリハーサルも寒くて、
当日は、寒くないようにカイロも貼ったりして準備に入りました。
でも、当日は火走神社の神様が奉納舞のご神事に、
雨を降らさず、見守って下さったことに感謝しました。
翌日は、雨が降りました。
火走神社は、中世からの雨乞いの神事が現在も継承されています。
大災害に際して、七宝瀧寺の僧が火走神社で雨乞いを行ったようです。
翌日の雨は、神様からの感謝の雨だったのでしょうか?
創生神楽に入って、摺り足の基本が出来ず、
何度か辞めてしまおうかと悩んだりしましたが、
半年かけて、地元の会の皆さんの熱意に押され、
東京や大阪の皆さんと共に、神楽舞の奉納に貴重な体験が
出来たのも感謝です
多くの皆さんとも一丸となって、交流ができたのも良かったです。