日々過ごす中、色んな事を考え、色んな感情に出会います。

 

好きな事を続けられる有難さと共に葛藤も勿論あって、その中でお芝居の難しさと素晴らしさを感じています。

 

お芝居に限らず、得意、不得意が誰しもにあって、僕は人よりも不得意な事が多いだけ。

 

自分は信じられない程にお芝居が下手で、いろんな事を言われながらそれでもとこうして続けてこれたのは、ある意味凄い事だなと思います。

 

普通なら才能がないんだと諦めるんじゃないかなと思います。

 

小さな一歩でもコツコツと進んできて、少しはましになったか、と思ってもまた大きな壁にぶつかっての繰り返しで

 

自分は他の人のようにはなれないんだろうなと思う事もあります。

 

でもそれで良いんだとも思うし、それが当たり前なんだと思います。

 

進み方、やり方、長所、短所、それは人それぞれで、その中から自分はどう戦っていくのか、

 

これからも試行錯誤してやっていくしかないなと思います。

 

絶望しても応援してくれる人たちの温かい声に支えられて、もう一歩もう一歩と進んで来れました。

 

本当に感謝しています。

 

辛くて逃げだしたいなんて思う事もあったりしますが、人生一度の中で、こうして心を動かして、楽しい事も辛い事も経験出来ているのは僕の人生の財産であることに間違いありません。

 

不器用な自分に何度も何度も腹を立て、人よりも歩みが遅い事を何度も何度も比較して落ち込んだりするのですが

 

それが僕だし、誰がいつまで見ていてくれるかは判りませんが、それでも足掻けば人は成長出来るんだって思ってもらえるかもしれない。

 

それが何かの勇気になってくれたらな、なんて欲深く思ったりもするのです。

 

完璧な人間なんていませんし、何か欠けている人たちがそれを補うように支え合うように一本の木になるのがチームだし、何処で誰が、誰かの力や元気や勇気になるかわかりません。

 

でも間違いないのは、必死に藻掻いて進もうとしている人にしか人に何か感動を与える事は出来ないという事だと思います。

 

もしかしたらそれは今回じゃないのかもしれない、良い評価に繋がらないかもしれない。

 

そんな恐怖は勿論ありますが、今はそんなことは考えても仕方ないし、絶対に良いものを見せるぞと心から思っています。

 

今は今としっかりと向き合って、大切な時間とお金を使って舞台を観に来て下さるお客様の為に、弱音なんか吹き飛ばして、出来る限り誠心誠意、作品と役と向き合っていきたいと思います。

 

絶対に最後まで投げ出さない。

 

折れない。

 

何度も何度もへこたれても、もう一歩。

 

今までもそうやってやてきました。

 

それが自分の長所だと思っています。

 

気合を入れなおして明日からの稽古も頑張ります。

 

無駄なことなんてないようにするのは行動し続けることだと信じて。

 

温かい言葉いつもありがとう御座います。

 

こうして頑張れるのは、応援して下さる皆様のお陰です。

 

感謝

 

倫生