役者は誰よりも大嘘つきで
それでいて誰よりも真実を語らなければなりませぬ
以前何度か共演させて頂いた右近さんが言っておりました
お芝居が上手くなるにはどうすれば良いですかってよく聞かれるけど、普段の生活をどう生きてるかだと思うよねと
普段から心ない言葉を吐いてばかりいると癖になって、お芝居の時にも結局嘘の台詞しか吐けなくなる
気付かないうちに自分の心の本質を見失ってしまう
そんな反応せんやろって事を平気でお芝居でやったり言ったりしてしまう
自分にも人にも無関心が一番怖い
自分が伝えたい事を伝える為にどうすれば伝わるのか
表情、言葉、立ち振る舞い
毎日新鮮に客観的に自分と人と向き合わないと
最近の自分はどうやろ?
出来てへんかったよな…
そんな事を考えたり、考えなかったり、行き当たりばったり
本番じゃない時の方が実は大切やったりするもんです
皆が本番や撮影で頑張っている間に自分に何が出来るのか
もっと成長しなければと思います
今はシェイクスピアと朗読の勉強をしております
その中で見えてきているものもあって
やはり此処でも普段の生活に関わってくるのだと感じております
シェイクスピアの中の台詞は嘘をつきやすく、でも本質を捉えていないと何も伝わらない
言葉に躍らされることなく、型にはまり過ぎる事なく、どんな身体で今いるのか、実は色々と見つめ直させてくれる題材なんやなとしみじみです
また大量の台詞を動き回ってでも言い続けられるように、やはり身体を作らなければと感じます
なので、今は身体作りも初めました
戸愚呂弟ばりにパワーを欲しています
また、朗読では、相手に伝える為にはどうすれば良いのかと言うのも日頃の日常から学ぶ事が多い
自分の悪い癖も解って来たので、日頃の自分の声、また周りの人の声に耳を向けて、もっと音に敏感になりたいなと思います
それと、もっと文字に慣れなければいけんので暇な時に小説を読むようにしております
わたくし、すこぶる頭も悪いので勉強も兼ねてですね
兎に角
少しずつ変われるように
進めるように
日頃から改めていきたいと思います
このままじゃあかん
ヒシヒシと感じております
やーるぞー
こんな事
書くことじゃないんですけどね
書いて自分のケツを叩くのです
ほなほな
皆さん今日も一日お疲れ様でした
明日も頑張りましょね

朋春

