気分は晴れ

劇団夜想会「ミュージカル誠~とびだせ新選組~」

無事に千秋楽終わりました。

ご来場下さった皆様

温かいコメントを下った皆様

陰で応援して下さった皆様

本当にありがとうございました。

今回の舞台の事、色々書きたいんですけど、中々簡単にはかけませんね。

どこまで書いていいものか。

こういうブログって書かない方が良い事ってあるんやろうけどプラスな事もマイナスな事も自分が感じた事を出来るだけ素直に伝えたいからちょっと頑張って書きます。

楽しい舞台でした。

間違いありません。

それと同時に悔しい舞台でもありました。

殺陣では悔いはありません。

自分が与えられた事。

今までやって来た事がプラスに感じられて、与えられた殺陣に自分の色を付けてやり切る事が出来たと思います。

ただ、悔いはないだけで納得出来た訳ではありません。

やはり自分の未熟さから、自分が魅せたかった事のどれぐらい出来たのだろうかと感じます。

と言ってもやはり何十年も殺陣をやられている方達にそんな直ぐに追いつくわけはありません。

同じ新選組なのに、同じ舞台に立っているのに、上手い人達だけが別次元に飛んで行ってしまうかのようなあの感覚はやはり悔しいんですよね。

それを補うのはやはり芝居しか無くて、相手を斬る、殺す、殺されるという気迫や緊張感で補うしかない。

だからこそ、舞台の全体のテンポ上、どうしても速くせざるおえなくても、それで芝居を疎かにしたら何の意味も持たなくなると思ったから、そこだけは絶対に切れないように、付けてもらった時の根本にあった一手一手の殺陣の意味を忘れないようにとずっと意識してやりました。

二月の舞台の様に脚本や演出で見せ場がある役ではなく、だからこそ自分で譲れないもの、ここだけは役作り上大切にしたいものってのはいつもより大事にしました。

それが見ている人に伝わるかどうかは解りませんが、それが全体的なクオリティに繋がるんやと自分に言い聞かせてやりました。

つまり、結果的にかなり勉強させてもらった役でした。

本当に有難い。

まして新選組の一員の藤堂平助なんて、なんとまぁ贅沢な役を頂けたんやと感謝しかありません。

今回、脚本に藤堂と言う人物像が浮かび上がるヒントが少なかった為、付けてもらった殺陣を利用して自分なりの役作りを始めました。

そう考えると殺陣の一手一手って役の台詞みたいなもんやなぁとしみじみ思いました。

また周りの役者さんに本当に助けて頂けました。

もっともっと話が出来たら良かったんですが、人と会話する事、どうしてこうも苦手なんでしょうかね。

まぁだからこそ、舞台上で人と会話する事にたまらなく幸せを感じるのかもしれません。

今回の公演

悔しい事、沢山ありましたが、プラスになった事も沢山ありました。

もっと芝居がしたいと感じさせてくれました。

もっと色んな人に見てもらいたい

もっと色んな人の心を動かせる役者になりたい

普段、うだつのあがらん奴やけど、芝居に本気で向き合えばそこに居場所が出来る

仲間が出来る

自分の価値観を見出せる

今回出会えた役者さん

皆本当に素敵で

皆本当に輝いていました。

沢山のエネルギーをありがとう

沢山の優しさをありがとう

まだまだやらなあかん事が沢山沢山…。

最後に監督に藤堂本当に良かったよとしっかりと目を見て言って頂けた事

一年前にお世話になった石村とも子さんにも評価して頂けた事

一年前の舞台ではなかった事

それでようやく、この一年、不器用ながらにも少しは前に進めたのかなってやっと想えました。

ありがとうございました。

これでしばらくは舞台の予定はなくなりました。

この空いた時間をどう過ごすか

今一度考えたい。

また皆さんと出会える時

舞台で見て頂ける時

しっかりと成長した姿を見せられるようにこれから暫し修行してまいります。

今回の舞台に関わった皆様、本当にお世話になりました。

応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。

そして

これからも何卒、よろしくお願いします。

必ずまた戻って参りますのでこれからも温かく見守ってやって下さい。

長くなっちゃったんで役者紹介も兼ねての写真は後日UPします。

ではでは、今日もお粗末様でした。

おやすみちおむすび。
photo:01


みちお