こんにちは。

皆様お元気ですか?Karinです。

 

息子が1歳半で幼稚園に行き始めてからの2年ちょっともう風邪のオンパレードで、隔週くらいで何かもらってきていました。お子さんのいる方は同じような経験をされている方が多いのではないでしょうか?出会ったウイルスはもれなく連れて帰ってくるみたいな(笑)

 

それが息子が4歳になる少し前、昨年の夏ころから風邪を引くことが突然少なくなり、熱を出したのはこの一年で一度だけ。

 

ところが先週久しぶりに、くしゃみと咳をしている息子を見て「あー、風邪もらったかなぁ」と思っていました。咳は結構していたものの2日くらいで治ってしまったので

「強くなった、強くなった」と喜んでいたのもつかの間なんと体中に蕁麻疹が。。。私は人生で一度も蕁麻疹を見たことが無かったのでアタフタ。なにせあのどんどんつながって移動していく発疹は本人が痒いのはもちろん、見ている方も気持ちのいいものではありませんよね。息子はアントロポゾフィー医学の小児科に行っているためレメディとカルシウムイオンでまず様子を見ましょうということでしたが、うれしいことにこれだけでだいぶ落ち着いてきました。ひどくなった時のために処方された抗ヒスタミン剤は使わなくてもよさそうです。

 

そして今回大活躍したのがこのレスキュークリームです。

 

 

今では世界中で愛用されているのでご存じの方も多いと思いますが、イギリス人の医師、バッチ博士が考えたバッチフラワーレメディが配合された製品です。このクリームには特に緊急時のための5種類のレメディ(スターオブベツヘレム、ロックローズ、インパチェンス、チェリープラム、クレマチス)が入っています。オーストリアでは各家庭の救急箱に入っていると言っても過言ではないクリームです。私は虫刺されや、青あざなど本当にいろいろなことにこのクリームを使いますが、今回の蕁麻疹にも効き目がありました。息子は発疹をまったくかきむしることが無く、発疹のきえるスピードも塗らなかったところより早かったです。どうしようもないときには手遅れにならないように迷わず薬に頼りますが、子どもの場合できることならなるべく自然な方法で治してあげたいですよね。

 

 

前置きが大変長くなりましたが、前回の続き2度目の流産の後の妊活について書いてみたいと思います。

 

夏休みが終わり、ウィーンに戻ってからまた生理が始まりました。しかしその周期が20日ほど。。。これには本当にショックを受けました。流産後でリズムがまだ整っていないとはいえ生理から排卵までの期間が極端に短くなっていて、閉経が近づいているという恐怖がとても大きくなっていったのです。

 

とにかくルナヨガでまず周期のリズムを整えるしかないと思い、レッスンに通うだけでなく、家でもルナヨガの時間を取るようにしました。すると3周期目を迎えるあたりからだいぶリズムが整ってきました。(ルナヨガのお話はこちらへ)これで周期はなんとかリズムが保てそうです。

 

さてもう一つ私の中で問題だったのが卵子の質です。抗ミュラー管ホルモンが低いことと、2度の流産は確実に卵子の質の低さを表しているように思ったのです。オーソモレキュラー療法も卵子の質にいい影響を与えると思っていますが、これは自分の免疫や体調のためにも続けようと思っていたのでもう一つ何かできることはないかと探していました。そして以前から試してみたいと思っていた漢方を始めてみることにしたのです。(抗ミュラー管ホルモンのお話はこちら、オーソモレキュラー療法のお話はこちらへ)

 

オーストリアでも漢方はTCM(Traditionelle chinesische Medizin)という名前でとても親しまれていますが、やはり自分の母国語で探した方が確実に探しやすいということと日本の方が漢方の歴史が長いとも思ったので、日本で漢方医を探すことにしました。すると妊活、低抗ミュラー管ホルモンに対して漢方を処方してくれる専門の先生を見つけることができたのです。しかもオンラインで診察してくれるというではありませんか。

 

さっそく予約を入れ診察を受けました。診察をしてくれたのはとっても親切な中医師のかたで今までの経緯を色々とお話ししました。すると今まで知らなかったことが。抗ミュラー管ホルモンが低いということを伝えると先生は、「プロラクチンの値は高くないですか?」と。(プロラクチンというのは簡単に言うと乳腺刺激ホルモンです。)授乳をしているうちはこの値が高いのは当たり前なのですが、息子が卒乳してからも私のプロラクチンがしっかり下がることはなかったのです。オーストリアの産婦人科ではプロラクチンが高いから妊娠しづらいと言われたことはあるのですが、そこから抗ミュラー管ホルモンが低いかもということを想像して検査をしてくれた先生はいませんでした。というわけで先生はプロラクチンを下げる漢方、卵子の質を上げる漢方、そして着床を助けるお茶を処方してくれました。

 

オーストリアに届くまで3週間ほどかかりましたが無事手元に届き昨年の11月末から飲み始めました。もちろんそんなにすぐ体調の変化というのが大きく感じられたというわけではありません。時間がかかるというのはわかっていましたし、とにかく少し続けてみようと思っていたのであまりすぐの成果は正直期待していませんでした。

ところが飲み始めて1か月半奇跡が起こります。

 

ここからは現在進行形のお話とご報告になります。なんとこの短期間でまた妊娠したのです。しかも今回はしっかり妊娠を継続でき現在18週目に入ります。今までやってきたことに漢方の効果が加わりこのような結果になったと、私個人的には思っております。妊活をすることは時にとても長い時間を要します。特に自然な形をとると妊娠しやすいからだを作るまでに時間がかかります。でもあきらめず自分の体を信じてよかったと心から思っています。

 

妊活をしている間いろいろな方の妊娠報告、出産報告を受け正直精神的につらかったこともあったので(ごめんなさい。)自分がこういう風に報告することもためらったのですが、妊活について書いてきた以上いずれかの形で完結しなければと思いご報告させていただきました。これを読んでつらい思いをされる方がいたら本当にごめんなさい。ただ抗ミュラー管ホルモンが低くても妊娠できるということ、時間がかかるけれど妊活にはたくさんの自然な方法があるということをお伝えしたいと思って色々と書いてきました。少しでも皆さんの役に立つことがあればとてもうれしいです。今現在、妊活をがんばっている皆さんにも幸せが訪れますように。

 

長い間私の自然派妊活にお付き合いいただきありがとうございました。これからは現在の妊娠生活、出産そして私のお仕事である骨盤底筋や腹直筋離開などのお話を交えながら書いていきたいと思います。

 

では!次回をお楽しみに!!