ヤマノカミの産卵 | 道の駅鹿島 [blog page]

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佐賀県鹿島市の道の駅鹿島(国道207号線沿い)です。
H27年より重点道の駅指定!
今年で25周年を迎えました!
コチラでは旬な話題をお届けします。

今日から2月、それほど寒くない花曇りの道の駅鹿島です。
さて、干潟展望館のバックヤード(飼育管理の作業部屋)にて「ヤマノカミ(カジカ科)」が産卵しました。
ヤマノカミは、普段は河口上流(満ち潮時、ギリギリ潮が届くような所(汽水上限域))に棲み、冬になると有明海の河口域(もしくは汽水域)へ降り、カキ礁で産卵し、春になり卵から孵った幼魚が、再び河口上流へ上る回遊魚(降河型)で、環境省の絶滅危惧IB類(EN)です。
ちなみに、ヤマノカミの寿命は1年~1年半で、卵を産んだメスはこのまま寿命を迎えます。
写真のヤマノカミは両方ともメスで、左から、卵塊(卵)、まだ産んでいないメス、産み終えたメスです。産んでいないメスのお腹がパンパンです…。一方、産み終えたメスは、体色も白くなりげっそり…。それだけ産卵はとても大変な事が分かりますね。
干潟展望館のミニ水族館では、ヤマノカミを現在展示しております。
また見た事のない方、是非見に来てみて下さいね。