数年に渡っていろいろ用具を試すうちに
分かってしまった事がいくつかある。
それは、ヒノキが自分に合わないという事だ。
最初にヒノキ単板を打った時は、「なんて爽快な打球感だ!」と
感動したモノだが、いくら悦に入るような心地よい打球感でも、
自分のプレイスタイルやスイングに合うとは限らないのだ。
ヒノキという木材の打球感触は好きなのに、
なぜ自分の感覚と合致しないのか…
吸い付くような、それでいて弾けるような打球感。
そうだ、そこには例えるならば相反するような性質があるからなのだろうか。
製作者が研究に研究を重ね、球持ちが良いのに弾みの良いモノを生み出す凄さを想うと
何とも言えない気持ちになるが、しかし私の場合は
シンプルでダイレクトなフィーリングのラケットが感覚にあっているのだ。
素晴らしい技術が組み込まれたラケットを打って、妙な違和感があるのだ。
軟らかくて、弾まなくて、響いて、球を持つラケット。
硬くて、弾んで、響かなくて、球持ちしないラケット。
用具を選ぶ基準として「自分の感覚に確かなモノ」を選ぶのが条件となる。
私の嗜好は…
まず木材合板を好む。打球感をダイレクトに感じられるからだ。
ラケットの木材がギャンギャン悲鳴をあげている様な
強打時の音と感触は木材合板でないと味わえない。
ALCなどの編み込んだ素材系は手に響く感触が少なくて、やはり何処か違和感がある。
馬林カーボンの様な薄いカーボン素材を挟み込んだラケットは問題ないと感じる。
ダイナスティーカーボンのTexXtream素材も特に変な感じは無かったな。
グラスファイバーも木材合板の打球感を損ってなくて良かった記憶だ。
木材合板に+αしたような位だと、大丈夫だが
ガッツリ、ALC、ZLCは合わないのかなァと感じてしまう。
あと木材にも好き嫌いがある。
好きな木材は、黒檀(エボニー)、ローズ、メープル、胡桃(ウォルナット)、ウエンジ、
オーク、シナ。苦手な木材は、バルサ。
どちらでもないのが桧(ヒノキ)、コト、リンバ。アユース。桐。
ドニックのバーンOFFのように高温で処理したトロピカルウッドも良かったな~。
燻製されたのはスワットがあまり好きでないからなァ~微妙ですねぇ。
ヒノキはラケットの材として、とっても良い材なのに自分に合わないのが悔しい。
遊ぶ分には最高だが、オールや試合になるとフィーリングが合わないのだ。
ALC素材にイマイチ合わないと書いておきながら、張継科ALC買ったという記事を書いている。
いや可能性はゼロじゃない、まだ素材系に対する臨みは捨ててないんダヨ。
新素材、CNF(セルロースナノファイバー)搭載のクラシック5CNFもあるし、
その辺りもまだ使い込んでないので、どうなんでしょう…といった感じでございます。
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