赤ちゃんの頃から別室で寝かしつけられ
ミルクを夜から朝まで与えられない環境で
育った(親からの後日談)
もしかしたら見捨てられて生存できない
かもしれないという漠然とした不安が
つねによぎるのは この成育歴のせい
10か月後に下に兄弟が生まれ、
もらえるはずの愛情がもらえないまま
過ごす
母親の存在を心底追い求めていたけど
母を頼ると父親から叱責される幼児期
できてないと暗い物置部屋に閉じ込め
られたり ベランダに放り出されたり…
自分が悪くないのに悲しみだけが記憶に残る
本当は「愛されたい」
本当は「甘えたい」
そういった感情を”わがまま”として
封じ込むようしつけられた
悲しい子供時代
今だに 人と仲良くなるときに
この人信用できるだろうか?
この人は私を裏切らないだろうか?
いつも問いかけている自分がいる
香港から日本に帰国して 何かおかしい
何か変だ でも 国民全員がそれを
まるで何もおかしいことが起きていない
かのように平然としているのを不思議な
感覚でずっと観察してきた
問題がアリアリなのに、問題ない社会
かのように 取りつくろう
アイドルやお笑い番組が席巻して
みんなそこに夢中で何が起きている
のか氣にしていない
きっとこのままいくと 壁にぶち当たる
そう感じながらも沈黙をたもつ
40年間 自分が何かを裏切り続けて
いる罪悪感が心を占める
子供のころに母親の愛情を求めて求めて
愛してほしい! 甘えたい!という
本心をひた隠しにしてきた状況とかぶる
本当は偽りだらけ 嘘だらけなのに
正常であるかのように やり過ごす
本当は これっておかしいでしょと
言いたいのに言えない
苦しいのに苦しいと言えない
これを打ち明けられる友達は夫以外
にいなかった それは 本心を
伝えることのできない 親子関係を
ずっと続けないければいけない状況と
同じ
ようやく 社会がおかしいということを
567をきっかけに 皆が感じはじめた
発言できるようになってきた
打ったことでおかしくなってきた人々が
訴えはじめる うったことで改善する
はずのものが改善しない 効かない
ものを常時うたせようとする●HOに
意義を唱えるデモも起きてきた
偽りや嘘があばかれる時代が到来
真実が見えるようになってきた
ようやく明るい照明のもとで
地図が見える 行先に崖がまち
うけるのかがわかる
絶望に落ち込む方々に伝えたい
私たちの未来は明るい
私たちは嘘・偽りという長くて暗い
トンネルを抜けることができた