忘れて欲しくないのは
あなたの方だろうか
私の方だろうか
忘れて欲しくないのは
あなたのことだろうか
私のことだろうか
忘れな草と
目が合った瞬間
開かれた
記憶の1ページ
あなたの眼差し
凛とした 優しさ
どこかに
隠してた 憧れ
今はもう
増えることのない
大切な 確かな
記憶の1ページ
小原 ミチル ©︎Michilu Kohara.2019
何十年振り?かで、忘れな草に出会いました
忘れな草には、
三年前に他界した 2人目の母との
思い出があります。
アートフラワーの師範代?だった母が、
私と友人に
アートフラワーの作り方を
教えてくれたことがありました。
小学生だった頃と記憶してるので…
母が我が家に来てから、
まだ1〜2年だったと思います。
簡単に作れるから、と
選んでくれたのが 忘れな草でした。
色を染めて、切って、
コテを当てて、針金を通して、
布の専用テープでくるくる巻いていく。
とにかく面白かった
なかなか
「仲良し」にはなれなかった母と私。
けれど、
沢山の蝋を持って帰って、
一緒にカラフルなローソクを
作ったりしてくれたのも、母。
忘れな草のアートフラワー作りは、
今思えば、生まれて初めての
ワークショップ体験でした*
生花も免許皆伝、焼き物や織物などにも
造詣が深く、センスの良かった母。
うちの食器棚には 今でも、母が選んだ
美しく品の良い食器が並んでます。
私のアートに対する感覚は
2人目の母のお蔭で
少なからぬ進化を遂げたんだろうな、
と 思っています。
「生花もアートフラワーも
私は言われた通りに
正確に作ることはできる。
でも、作家として
新しく生み出すのは向いてない、と
わかって、先に進むのはやめたの。
だけど、あなたは違う。
あなたは 誰にも習わなくても、
その先に行けるひと」
すごく久しぶりに 忘れな草と出会い、
生前 共に暮らした数年の間に
母が伝えてくれた言葉を
ふと 思い出しました。
…ありがとう(T . T)
改めて また想います。。。
誰にとっても、たった一度の人生。
自分が本当に望む道を
いっぱい楽しんでいきたいですね
素敵に嬉しい週末になりますように
いっぱいの感謝を込めて…小原ミチル