学校休校で目を向けたいこと | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ

コロナウィルス感染拡大防止のため、長引く学校休校や外出自粛。

 

仕事はどうするんだ!とか

 

子どもの毎日のごはんづくりが大変!とか

 

もちろんそれはそうなんだけど、もっと目を向けたいことがある。

 

それは、児童虐待・ネグレクト。

 

フランスでは今回の件で外出禁止になる前と比べて、児童虐待が4割増えたとのニュースもあったくらいだ。

 

そういう意味で、日本でも2020年改正児童虐法が施行、親の体罰禁止が、やっとだけれど法律で禁止されたことはよかったと思う。

 

 

NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が、しつけに伴う子どもへの体罰に関し、国内の2万人に意識調査をしたところ。

 

 

 

日本は、「他に手段がない時」を含めて6割近くの人が容認していたと発表した。

1979年(なんと今から41年前!)、世界で初めて全面的に法律で禁止したスウェーデンでは体罰を認めるは人1割しかいないという、対照的な結果となった。

 

これは、日本はまだまだ大人が上、子どもが下という上下関係の考えたが根付いているからだと思う。

 

北欧スウェーデンの現地家庭訪問をしてきて思うことは、子どもを一人の人間としてその人格を認め、その子の個性を尊重する考え方が浸透しており、それが教育や子育てに反映されていた。

 

実は、この差がふだんの教育・子育ての違いにつながっているように思う。

 

実際、北欧現地の情報をみると、今回のことで学校を休校にするか否かという時、

 

「子どもの教育を受ける権利をどうするか?」

 

「児童虐待やネグレクトの問題はどうするか?」

 

・・・ということも議論されていて、視点が日本と違うなあと思った。

 

日本はまだまだ目先の問題にとらわれがちなんじゃないか―

 

私が世界トップクラスの幸福度を誇る北欧のライフスタイルを取材・研究するのにはここにある。

北欧には「幸せに暮らすヒント」がある。

 

私自身もそれを知ってから、子育てを楽しめるようになりました。

叩かない」「怒鳴らない」子育て