ママの経験を仕事の武器にする | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ
子どもが1歳になったとき、いざ仕事を再開しようと思っても、どうしたらよいのか途方にくれました。

・・・というのも、インテリアコーディネーターという仕事は
お客様がお休みの土日や仕事終わりの夜が勤務時間になりがちです。
かといって、私はこの特殊な仕事経験しかないので、他にできる仕事がない。

そんな時、家から近くの住宅会社でインテリアコーディネーターの社員募集の広告をみつけました。でも、土日や毎日出勤することはできない。

そこで、履歴書と一緒に、セールスレターを書いて送りました。

私はこんな子育て経験があり、暮らしの提案でお役にたつことができる。
ついては、週3日・時給いくらの業務委託契約で仕事をさせてもらえませんか?と。

子どもは掃除したそばから汚す
子育てをしているとトイレや自分の食事もままならない…
家事で目を離したすきに子どもがいたずらをする…

ムスメは私が夕食の準備をしているすきに
お風呂掃除用の洗剤を飲んでしまい、救急センターに駆け込んだことも!

そこから得た経験を仕事にどう活かせるのか?PRしたところ、条件通りに再就職を果たすことができました。

子育てママは条件に合う仕事がなかなかないから
自分で条件に合うようにしていくしかありません。


就職活動をするときに、父から言われた言葉があります。

「これから女性も一生働く時代になるだろう。
でも、残念ながら男性と同じように働くのはまだ厳しい時代は続くと思う。
女性は生活経験を活かすといいよ。」と。

仕事を再開した時に、トイレに気兼ねなく行けるあたりまえ、
ランチの時間をちゃんととれる喜びは子育てをしていなかったら
分からなかったことでしょう。

社会と断絶されて焦るときがあるかもしれないけれど大丈夫。
子育てすべての経験が仕事に活きます。

子育てと家事を仕事に例えると
総務・人事・マーケティング・営業・企画・経理・広報…
そして、社食や掃除のおばちゃんなどなど一手に引き受けているようなものです!

マルチプレーヤーとして切磋琢磨した経験を
誇りと自信をもって武器にしていきたいですね。