2017年 1月 身体の不調に気づきます。なんだか分からないけれど疲れがぬけない。食べてるけれど太れない。痩せ方が違う。腕や脚がみるみる痩せる。朝ごはんが食べられない。朝、寝起きがしら具合が悪い。嘔吐することも。
胃痛。胃もたれ。しかし、内臓の痛みは胃痛のみ。便秘になることはありませんでしたが、お腹を下す毎日。
大腸がんは気付きにくい病と聞きます。わたしの場合も例外では無かったと言えるでしょう。
この頃、肝臓の痛みはまだ感じていませんでした。あるいは、感じないように薬で制止し続けていたのかもしれません。なにかあれば、すぐ薬。薬に抵抗がない身体とメンタルだったのですね。
2017年 2月 エクササイズをしてるときに自分の限界を感じます。ちょうどポールダンスエクササイズを始めたばかりでした。自分の身体のコアのみで、アクロバティック且つしなやかに踊るインストラクターに憧れ、会員になったばかりでした。
自分ではエナジーがあるつもりなのに他の生徒についていけない。呼吸があがる。心拍数が違う。
あれ、おかしいな、年だから?あれ、なんだか違う、産後だから?クエスチョンマークは頭に上がれど、自分で結論づけてウヤムヤにしていました。また、この月は家族旅行の予定があったり、来客が多かったり、で自分のヘルスケアはニノ次なのでした。
しかし、とある食事のあとに事態は一変します。月末に彼とディナーに行ったあとでした。
その日、わたしたちは記念日を迎え、外出しておりました。
気分が浮かれていたわたしは、カクテルを2、3杯飲み、食事が始まってからはワインボトルを開けました。
食後。とてつもない腹痛、冷や汗、嘔吐を経験します。
しかし、その日も(お酒に弱くなったな~)とアルコールのせいにして自身に危機感はありませんでした。しかし、夜中に呼吸困難に陥り、怖くて目覚めました。『わたし、死ぬかもしれない』
そのとき、始めて死を身近に感じました。
翌日、わたしは主治医に連絡します。予約をとり、医師のもとへ。しかし、医師は遠くに引越しをしており、(彼のweb siteでは住所はそのままだったのですが)わたしは予約は取れたものの、問診は出来ませんでした。
※アメリカではひと家庭にひとりの主治医を付けるのが一般です。
一見さんお断り、ではありませんが主治医が居ないと偉い目に会います。偉い目、とはとにかく予約が取れない、という事です。
受付『初めてですか?』
わたし『はい』
受付『一ヶ月まちです』
わたし『ええ!』
……はい。こんな感じです。
わたしは手当り次第、電話をかけました。
『本当にこのままではいけない』
この不調を解明しなくては……。気持ちだけが焦り、医師に診てもらえない日々が続きました。