その後、2014年に娘を出産します。
妊娠期間中は寝てばかりいました。食べつわりが酷く、何かを口に入れてないと吐き気をもよおしました。
体重は20キロ近く増えました。食生活が本当によろしくなかった。食べたいものを食べたいだけ。気持ちが悪いと言っては常に何かを欲して冷蔵庫を開けたり閉めたり。身体中が重くて湿疹もできました。妊娠中期では糖尿病になり、食事制限を余儀なくされました。それでも、食生活に無頓着でした。
私の脳内ではこんな感じ。(へ~、糖質制限ね。カロリーを減らせば簡単。数を減らしさえすれば大丈夫、楽勝だわ)
体重コントロールは数学である、とさえ考えておりました。間違った解釈だったと今は言えるでしょう。
出産では娘が逆子だっため、緊急帝王切開となりました。
出産後では授乳の為にとexcusesを並べては妊娠期間と同じくらい食べる生活をしていました。
パ―トナ―に申し訳ないと思いつつ、太い自分に自虐的な言葉ばかり投げかけていました。頬肉を集めて太いロ―ラを演じてみたり。あっちょんぶりけ、したり。周囲の優しい嘘に甘えてみたり。『太い私はLimited edition versionだからありがたく思ってenjoyしてください』そう言って笑っていた事を思い出します。
身体はシグナルをとうに出していたのに、無視し続ける生活でした。
思えばこの頃から癌だったのでしょうか。
身体の声を聞く。マインドフルネスライフの一貫です。(詳細は後に)
癌は何年もかけて癌になります。損傷したDNAがあつまり、腫瘍になります。私は妊娠前・後にも血液検査を受けていましたがこの時点では癌は見過ごされていました。または単に私が、医師に言及するほどの症状がなさすぎたのかもしれません。なので2014年の血液検査では何故にAFPやCEA, SCC等(癌を判断するのに持ち寄るバロメーター名称たち)の値は正常値だったのか、いまだに謎は残ります。
癌になる体質というところで触れたように自己犠牲が強い性格です。また、痛みにも強いです。
これらが、癌発覚を遅らせたのでしょうか。
後悔は先に立たずなのでこれらを考えることを放棄しましょう。
体重は1年ほど微動だにせず。また、痩せる気も皆無でした。授乳中は自然に痩せる説。授乳中だから、食事制限は不必要。やる時にはやるタイプだから待ってて欲しい←誰に?変な決意……
まるまるとした、おにぎりfaceをしていました
重い腰をあげたのは2016年。
まさに、エクストリームyearと言えましょう。体重は三ヶ月で10㌔落としました。翌月からコンスタントに毎月、3~4㌔落とし、4月にはBMI18あたりまで持ち込みました。
2016年、5月、初めて血便を経験します。この時にはすでにBMI 16に入っていました。
おかしいな、と思いつつも私のあたまは言い訳を作りました。
『年だからなぁ』『出産後あるあるのひとつ。何故なら力んだ時に切れてしまったから』『サプリメントを取れば栄養不足解消』
『家系的にぢ持ちだから心配ない』『疲れたらエナジードリンクとvitamine shotをすれば無問題』
家族、娘との時間、友達との時間、仕事、やりたい事を優先するあまり、自分のヘルスマネジメントに時間を割いていませんでした。
ネットで症状を検索して、自分で病名を確定していたほど。
―――なんてこと!記してみてわかる恥です。
浅はかでした。早くに見つかれば完治の確率もぐ――んと違ったのに。
早くに検診に行ってください。早ければ早いほど良い。
これは本当でした。
どうぞ、御自身の身体のシグナルを見過ごさないでください。