癌、発覚前 1 | mimi、39、一児の母。大腸癌、 ステージ4、末期と診断されました。

mimi、39、一児の母。大腸癌、 ステージ4、末期と診断されました。

大腸癌、肝臓、子宮転移。リンパ、胸、肺、すい臓に腫瘍、及び影あり。余命宣告、1ヶ月。持って1年。
そんな数を持っている私です。
統計や傾向に挑戦中です。まだまだ死ぬ気はありません。

30を越えてからはコンスタントに健康診断をしていました。
どちらかというと、一般的な健康ライフを心がけてはいたと思います。肉は食べれど週に1、2回は魚をメインとしていました。運動に関してはエクストリームな一面があり、自分が物凄く疲れるまでやりきりたい、というモチベーションがありました。これは元来の私の性格によるものですが、何かを始めたらとことんやる、毎晩、グタグタにへたばってからベッドにダイブしたい。身体が、もうダメだ~!という声をあげる度に変な高揚感を感じ、それを感じる事が出来る自身に少し依存していた、溺れていたのかもしれません。
週に4回、夏場はほぼ毎日2~3時間のエクササイズ。パワーバイク、ラン、エクリプス、zumba、ボクササイズも経験しました。癌発覚、2週間前まではポ―ルダンスエクササイズに魅了され、近所のポ―ルダンスクラブに入会したばかりでした。こちらも、週三回クラスに参加する、という目標を掲げ、腕力をつけてしなやかに強い身体を作るぞ!と明確にボディイメージを構築し、クラスを楽しんでいました。
子育てや主婦業、自営業の手伝い、これを基にしながら自分の時間を楽しみ、自身では私はsuper womanになるぞ~!等と自分の力量を省みず、いつまでも20代のメンタリティ、自分よがりな健康バロメーターを持っていました。

優先順位は家族、友達、自分のしたい事。食事は出来る時に食べられるだけ。野菜や玄米食は好きなのでそれらも食べるが基本はアメリカ人のパ―トナ―が好む食事が半分、あとの半分は私が好む日本食メインの食生活。


睡眠は……私には酷い睡眠障害がありました。いや、現在もあります。酷い時は1日、2時間から3時間だけの睡眠が1週間以上、続きます。常にアドレナリンが出ている状態で疲れを感じるとエナジードリンクやサプリメントを摂取して身体を動かしていました。
友人からはいつも驚かれていました。
『mimiはいつもパワフルよね』『何故、そんなに元気なの?』『いつも動いてるよね』
友達やパ―トナ―は私を表現する時にいつもこのような事を言ってくれていました。
以前、half マラソンを完走した時にパ―トナ―が私を誇らしく想っていると伝えてくれた事があり、私もそんな自分を気に入っていました。私は強い、私にはエナジーがある。元気で健康だ!と信じていたのです。


後にどこかのweb siteで癌になりやすいタイプが書かれているものを拝読したのですが、それは丸切り私自身の事でした。

□ いつもパワフル
□ 極端に自己犠牲
□ 我慢強い
□ 痛みに強い

その他、生活習慣に関しては慢性的な睡眠不足、バランスの悪い食生活など基本的な悪しきとされる習慣でした。
私は喫煙を経験した事はありますが現在は喫煙者ではありません。誰かが吸っていたものを経験として拝借する程度の事を20代の頃はした事があります。日本で学生をしていた時でした。恰好いい、と思っていました。
往年の男性俳優が眉をしかめて煙草を吸う。―――渋い。大好きなフランス女優のカトリーヌ・ドヌーヴが物憂げな表情で煙草の煙をくゆらす。―――美しい。私もあんな風に吸ってみたいな……。喫煙生活は学生時代の4年間、就職してからの3年間、オンアンドオフで経験しました。
本当ならば、吸わないで今まで生活していたのだから、吸わなくても生きてはいけたのです。ですが、浅はかな動機を発端に悪しき習慣は根付いていきました。当時は1日、半箱から1箱のペースで吸っていました。
しかし、吸う習慣を付けてはみたものの、やはり、身体に良くない事を理解しました。完全に煙草フリーの生活を始めたのは27歳の時です。それがエクササイズライフを助長するものになったのも事実です。
自堕落に憧れていた青い時期を経て、エクストリーム健康ライフへ。実に極端ですね。

次に続きます。癌発覚前、妊娠、出産、子育て。