こんにちは美尻女医ですお願い


きょうは、予防的乳房切除術を受けるまでの心境について書いてみたいと思います。。
その時わたしは19歳だったと思います。。



当時の記憶はあんまりないです。。
母の代わりに家事を全てやったり
医学部へ入る勉強したり忙しくて
悲しいとかもあまり感じられなかった気がします


ただ、人間はこんなにもあっけなく死んでしまうんだなー生きたいと願っても、死ぬ時期を選べないんだっていうのを感じた気がします



人間いつ死ぬかわからないよー
という教訓が、母がわたしに遺してくれた最期の贈り物ですプレゼント



話はそれましたが、
乳がんというのは家族歴があると発症リスクが上がるんです。
一般に母親が乳がんに罹患した場合、その子どもが乳がんに罹患する危険性は家族歴がない場合に比べて約2倍という報告があり、わたしもいつか乳がんになるかなあと乳がんに怯えながら生きていました。


小林麻央さんが30代で乳がんになられて、数年で亡くなられたこともわたしにとってはかなりインパクトのある出来事でした。



いまから8年ほど前
わたしが35歳くらいのときにハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが予防的乳房切除同時再建術をしたというニュースが日本でも流れて、わたしも受けたいなーとぼんやり考えるようになりました。。



当時はBRCA1などのがん遺伝子が陽性でなければ手術できない?ようなことを遺伝子検査の際に聞きました。
わたしは幸いBRCA1、BRCA2ともに陰性で、日本ではあなたは、予防切除術は受けられないよと当時の先生に言われた気がします。


それから8年。。母が乳がんになった歳になり、3月から仕事が忙しくなるので、その前にふと思い立ち乳がん検診に行きました。



そこで、忘れかけていた予防切除の新聞記事がたまたま診察室に貼ってあり、思い出したんです。



ちょうど43歳でそういうタイミングに出くわしたという感じで、このまま一生乳がんに怯えて生きていくのはもう嫌だなーと思い、その日に先生に予防切除やりたい旨を伝えました。
 


で、次の週の金曜に手術のための診察を予約していたのですが、まだがんになってないから切除しないでいいかなあとか、悩みはじめてしまい、結局診察を1週間延期し、2021年2月19日に手術前の検査や手続きをして、2021年2月26日に手術しました。



手術前の1週間は特に迷いました。
いままで、8年間やりたかった手術なのに、手が届きそうになったら、抵抗感を急に感じました
まだ正常な臓器を取るので、なんか罪悪感のようなものが湧いて来たり、単純に怖い、痛そう、失敗したらどうしよう、手術で死んだらどうしよう。。
そんなことばかり考えて1週間過ごしました。
結局、手術やると腹をくくれたのは当日の朝でした。。笑い泣き





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