こんばんは、
鬼太郎の来場者特典第5弾(1/27〜)を手に入れようと、
熾烈な椅子取りゲームを制した
ミチコです。
過去記事でイイネとフォローして下さった方、本当にありがとうございます!
今回は口コミで人気拡大中の映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の本編の振り返りと感想をネタバレありで語ろうと思います
ネタバレOKだよと言う方は、本記事をご覧ください!
https://x.com/kitaroanime50th/status/1720365447990944164?s=46&t=aYdsaL6bLKpeDVAZu3gJxg
なお、感想その3の続きからになります↓
ネタバレありの感想その3
⚠️ネタバレにご注意ください。
本編感想前に…
アニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」おめでとう🎊
興行収入が23億4000万円を突破し、
実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」を抜かした事で、鬼太郎の映画作品歴代1位になりました
それを記念して、来場者特典第5弾決定
しかも、第47回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞🏆を受賞
映画人気にあやかって、東映はグッズの販売も続々してますし、大盛り上がりです!
映画館の箱が小さいのと、上映回数が少ないので、来場者特典第5弾を手に入れる為の椅子取りゲームは熾烈でした
第4弾はシールだったので、見送りましたが、今回はイラストカード✨
見に行くしかないです
こんなにも同じ映画を見たのは鬼太郎が初です。
もちろん来場者特典目当てですが、お話もクオリティーが高いので、繰り返し見たいと思える作品です
振り返りと感想-哭倉村•事件勃発-
【あらすじ】
ーーーーー昭和31年。
過去パートの登場人物をご紹介します。
響き渡った悲鳴の元に水木が駆けつけると、お社(やしろ)の一室の入り口には群がる龍賀家の親族達がいた。
水木も室内の様子を覗く為、そこに割り込むと、暖簾の手前である謎の少年が声をかけた
ある謎の少年「坊ちゃん…?」
すると、暖簾の向こうから顔が迫る形で、時磨体がある謎の少年に向かって倒れ込んだ。
そして、時磨の左目には祭壇の槍の様な神具が突き刺さっており、亡くなっていた。
兄の死に衝撃を受けた乙米は崩れる様に座り込む。
一方親族達は「祟りだ」と口々に言い出し、その中の一人が「哭倉さまの……」と呟くと、途端に当たりはシンと静まりかえり、呟いた人物は手で口を塞ぐ。
すると、長田がよそ者を捉えたと報告した。
カラン……コロン……と、下駄の音を響かせて現れたのは、水木が列車内で遭遇した男だった。
後ろ手で縛られているその男に反応したのは、水木だけではなかった。
ある謎の少年「げげっ!?」
長田を中心とする厳つい男達は、水木が列車で出会った男ーーー鬼太郎の父を、時磨を殺した犯人であり、村に災いをもたらしたと断言した。
そして、災いの咎を祓う名目で、鬼太郎の父の首を斬り落とそうと、斧を振り上げた。
その異様な状況に耐えられなくなった水木は慌てて口を挟み、静止させるも、周りは水木に対して白けた眼差しを向ける。
水木「社長!」
克典「冗談はそれくらいにしたまえ。東京からの客が驚いているだろう」
体ごと横に向いて目を逸らしていた克典は渋々口を開き、その言葉を受けて長田達は斧を下ろした。
水木「皆さん落ち着いて下さい。日本は法権国家ですよ!?警察を呼びましょう」
乙米「警察は来ません」
乙米は、昨日の揺れで崖崩れがあり、道が封鎖されたとの連絡があったと伝えた。
乙米「そうですね?長田」
長田「はい、奥様」
では、自分達は時磨を殺した犯人と共に村に閉じ込められたのか、と慌てているのは、水木だけであった。
ーーーーーーーーーー
長田は鬼太郎の父を長田家の座敷牢の中へ入れ、その監視をする様に水木に言った。
何故自分がと言い募る水木に対して長田は、水木の言葉でこの男の処遇が決まったのだから当然だと言い、去ってしまう。
水木はタバコを吸いながら、背中を向けて寝転んだ男に声をかけた。
水木「お前、何者だ」
鬼太郎の父は何も答えない。
そこで水木は、先ほどのある謎の少年が発した「げげっ!?」の言葉を思い出し、「ゲゲ郎」と名付けた。
鬼太郎の父「1本くれ」
水木「嫌だね」
そんなやり取りを経て、夕食を食べていると、時弥が水木の元へやって来て、東京の話を教えて欲しいと強請った。
そして、時弥は水木に不安の胸の内を語る。
自分も時磨の様に死んでしまうのではないかと。
水木は今は科学の時代だと、時弥を宥める。
そして、水木は日本の明るい未来を語った。
その話を受けて、時弥は鬼太郎の父にもおじさんと呼び、話を振った。
鬼太郎の父「そこの男にはゲゲ郎と呼ばれておる」
そう言いながら、鬼太郎の父は現実的な話をした為、水木は子供には夢を見させろと言う。
鬼太郎の父「お為ごかしよりマシだ」
水木「何だと!?」
水木と鬼太郎の父が揉め始めると、時弥が仲裁に入り、難しい事だからこそ頑張り合いがあるって事だよねと締め括った。
そうして、明るくなった時弥は水木と鬼太郎の父に別れを告げた。
鬼太郎の父「また明日の」
見送った水木は鬼太郎の父に対して、子供ならよく話すのかと嫌味を言うと、話しても意味のない奴には話す必要がないと鬼太郎父も嫌味を言い返す。
そこで水木は、話せば牢から出してやると提案し、鬼太郎の父は乗り気に語り出す。
水木「腹割って話さないか?ここではお互いよそ者同士だ」
鬼太郎の父「わしは探し者を探しに来たんじゃよ」
水木「Mか!?」
鬼太郎の父「M?」
水木「いや、違うならいい」
鬼太郎の父「探しているのは、わしの妻じゃ」
妻に逃げられたのかと茶化した水木に、鬼太郎の父は否定する。
そして、知り合いが妻の気配を察知したと聞いてやって来たと語る。
その際、取り出した写真を、水木は見る。
水木「美人だ……」
水木『こいつはただの負け犬だな』
しかし、水木は牢から出さなかった。
鬼太郎の父「話たぞ」
鬼太郎の父「騙したのか」
今は出さないが、後で出してやると言い、水木は床についた。
ーーーーーーーーーー
一方、その頃の龍賀家では、乙米がフラフラになりながら、鎧兜が入り口になっている隠し部屋から姿を現した。
乙米「やはり、私には……」
乙米が倒れ込みそうになる所を、長田が支えた。
そして、一室には乙米と長田、丙江と庚子が集まった。
一服入れた乙米は、長田にいつまで保つかと尋ねた。
長田「このままでは、持って三日程かと」
このままではマズイ、早く時弥に当主継承の儀を行う必要があると、乙米は続ける。
そして、乙米は長田に、水木と鬼太郎の父の居場所を尋ねた。
長田が自分の家で監視させている事を言うと、東京の会社に気取られない様に始末しろと言う。
その言葉を受けて、乙米からお小遣いを貰って上機嫌の丙江は、茶化す感じで残念がる。
丙江「東京の男、佐田啓二(さだけいじ)みたいでさ」
庚子「お姉様、あの子はこのところ、体調がおもわしくありません」
乙米は庚子の管理が悪いのだと言って、意見を変えなかった。
【感想】
悲鳴が響き渡って、その場にかけつけた水木が人垣を割り込んで覗くシーンは、水木が野心家で情報収集を怠らない営業マンである事を良く現れています。
初見、まさか殺人事件が起こると思わず、非常に驚きました
それも、眼球突き刺し
この瞬間に、この映画は私のイメージしていた鬼太郎作品と違うかも?と思いました。
その後の「祟りだ」からの「哭倉さまの……」と呟いていた人々が、よそ者(鬼太郎の父)を問答無用で始末しようとする所。
このやり取りだけで、いかにこの村が異常で閉鎖的であるかがわかる表現だと思いました。
更に、水木が私刑を止めた時、まるで水木がおかしいと感じる様な異様な雰囲気になり、ダメ押ししてます。
一方、水木と同じく「よそ者」である克典は、何処か気まずげに目を逸らしていました。
見たくない、でも自分に影響がないのなら目を瞑る、だから周りに合わせて見て見ぬ振り。
その様な処世術が、時貞に擦り寄って、長女乙米の婿の座を手に入れて出世したのかなと思いました。
そして鬼太郎の父の登場シーン。
下駄の音が、鬼太郎作品を一気に感じさせました!
飄々としている鬼太郎の父と、野心家の水木。
ゆったりと着崩した和装と、フォーマルなスーツの洋装。
背中合わせで会話する二人。
お互い対比する様に描かれている一方、子供(時弥)には優しく接する所は似ているなと。
時弥と言えば、彼の両親もちょっと歪です。
妻の庚子は時弥に愛情がある様に感じられますが、長田にはまるで父親感がありません。
どちらかと言うと、長田は乙米専属の従者で、庚子の夫の雰囲気は全くしません。
本当に、長田が時弥と親子なのか疑ってしまいます。
あと、丙江のセリフ「東京の男、佐田啓二(さだけいじ)みたいでさ」をずっと「サナダ刑事」だと思ってました。
水木の会社の社長が無事に帰ってくる様に祈った所と結び合わせて、過去、哭倉村で行方不明者が出て、それを捜査しに来たサナダ刑事。と、勝手に物語が出来上がっていました
水木しげる先生の御息女であり、水木プロダクションの社長が、Xで呟いていたのをみて、初めて実在の人名であると知りました。
そこにも、昭和らしさを出しているのか!と納得しました。
いよいよ物語が大きく動き出します
以上、ネタバレありの劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の感想でしたー!
ご覧頂き、ありがとうございました。ではでは、また次回も是非お越し下さい!