もうすぐ次女の誕生日。
昨夜、次女より連絡が入り、今度の誕生日は、仕事だという。
なんでも夜勤らしく、一人で寂しく業務中、誕生日の朝を迎えると言う。
まあ、仕事柄誕生日なんて言ってられないが、次女の場合、持病もあるため一年一年が大切だ。
自分の寿命は短いといつも言っている次女にとっては、一年一年貴重なのだと思う。
早いもので私が結婚した年齢も越えてしまう。
結婚の音沙汰もなく、聞くは友達の結婚式の話ばかり。
ちょっと悲しくなるが、致し方ない。
持病もあり、仕事も忙しく、結婚どころか恋愛の話もない。
暇を見つけてはストレス発散のフットサルに出かけるが、なかなか良き伴侶は見つからないようだ。
性格も容姿もそう悪いわけではないが、やっぱり持病が邪魔しているのだろうか。
数多くの友達はいるようだが、恋には発展しない様子だ。
まあ、親には何もほとんど言わないので、どうなっているのか分からないが・・・
複雑な心の内を詮索できる年でもない。
結婚相談所の話もそろそろ必要なのだろうかと、少し悩む。
長女の子育てを見ると、やはり次女にもしんどいけれど、そんな幸せを味わってほしいと願う。
そう思えば我が姉の事に心が飛ぶ。
姉は独身で人生を送っている。
友だちも多く、結婚を申し込まれたこともあったが、断り、一人で歩んできた。
実家の世話も気になっていたのだろうか。
職業人として頑張っていた。
そして定年を迎え、仕事がなくなり体の不安も覚える中、一人で何をしているのだろうと心配になる。
話し相手もなく、一週間買い物と病院生活では、寂しく気力も失せてしまうのではと思い電話するも、元気そうに返事がある。
一安心するが、この姉も将来が心配だ。
自分が看取ってあげないとと思うが、最近のように病気が蔓延して、どちらが先に逝くか分からない時代に、一人で生きていくのはかなりきつい。
姉にはまだ私がいるが、我が娘にはと考えると心が震える。
人はみな基本一人で生きていくのだと思うが、やっぱりその喜びや悲しみを分かち合える人が欲しいと思う。
長女の結婚は反対だったが、それでも孫ができ、幸せそうな長女を見ると一安心だ。
これは私の気休めに過ぎないのかもしれないが、どうか次女も良い人を見つけてほしいと願う。
次女の誕生日に今年も思う。
幸せになってほしいと・・・
我が家の紫陽花の花は、満開です。