中南勢音頭通信  家元  2 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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長嶋神話はなぜ生まれた。セーイチ君はなぜ生まれた。述べたように、私自身セーイチ君であったこともある。私は思う、彼のスター性だけではない。読売巨人軍の選手であったことが決定的に重要なのだ。もし彼がほかのチームの選手なら、決して長嶋神話はできてはいない。彼以上にスター性の強い選手が他のチームににいたとしても、神話になることはない。断言する。

つまりは読売新聞社の営業戦略の勝利である。読売巨人軍は球界の家元となっていた。ほかのチームはすべて分家なのだ。一度、家元の地位についてしまえばその利権が莫大な金を集める。それが身勝手なふるまいを許すことになる。私が気に入らないのは、それがスポーツの世界でのことであるからだ。このことはすべての分野でいえなくてはいけないことではあるが、特にスポーツ界においては、実力が、成果が、結果が正当に評価されなくてはいけない。芸能界の様に人気投票で左右されるものであってはいけないのだ。この点が、私が相撲を愛する理由の一つでもあるのだが。・・・ 

王ではなく明らかに成績で劣る長嶋がMVPをさらったことが何度かあった。家元である巨人の筆頭看板、跡取り息子たる長嶋茂雄であるが故の特別待遇であった。それをさせたのは、やはり、セーイチ君たちの存在である。野球に対する興味が急激に失われていくのを感じた。それらに対する恨み節がチチロー君の口を借りての吐出となったのである。