安打数*①打席数 *打率*②併殺打数*併殺打席率
②÷①×100
張本勲 3085 11122 .319 145 1.30
野村克也 2901 11970 .277 387 3.158
王貞治 2786 11186 .301 159 1.34
門田博光 2566 10304 .289 164 1.59
衣笠祥雄 2543 10634 .270 267 2.51
福本豊 2543 10130 .291 065 0.64
金本智憲 2539 10431 .285 096 0.92
立浪和義 2480 10033 .285 174 1.73
長嶋茂雄 2471 09201 .305 257 2.79
土井正博 2452 09835 .282 235 2.38
ワースト1は野村克也。もし「鈍足」というテーマ・タイトルでポスターを作ることになったなら、100人中99人はためらうことなくこの人を使うであろう。それほど「鈍足」の似合う人であった。それゆえの数字とみておこう。年齢的にも長くやっておられたし。 ・・・で、それに次いでの長嶋茂雄。
長嶋茂雄を賛美、礼賛する声は今も途切れることはない。華々しいデビュー。天覧ホーマー。輝かしい打撃成績。獲得したタイトル数。称号がミスタージャイアンツ・ミスタープロ野球、単にミスターとも。終身名誉監督。国民栄誉賞。・・・ しかし・・
彼を礼賛する人の彼への評価には共通するものがある。それは、「チャンスに強い。いいところで打ってくれる」なのだ。・・・・それにしてはこの数字は。・・・・
併殺打なるもの、言い換えるなら、チャンス抹消打のことではないか。その数値(併殺打席率)がワースト2の選手に対して与えられる評価が「チャンスに強い」とは。・・・なぜだ・・・
もう一つ、長嶋茂雄を賛美する枕詞のような台詞がある。それが「攻、守、走、三拍子そろった名選手」である。私は彼が名選手であることを否定しない。一度は神の座に据えた人だ。しかしながら、この数値を見た以上、「走」だけは外さなくてはいけないと思うのだ。少なくとも、野村よりは足が速かった、とはいえるのではあるが。・・・