甘利さんが辞任された。いったい、あの国会というところに、彼を責められる人が一人でもいるのでしょうかねえ。しらけますなあ.
嘘を言っても仕方がない。ここまで飲酒運転がうるさく言われるようになるまでは、仕事が終われば必ず、最寄りの酒屋で一杯やってはいたのである。いずこも同じくコップで提供される酒というものは、昔から付き合いのある業者から仕入れた最も安い酒、つまり二級酒である。この酒がどこで飲む、どんな酒よりもうまいのである。その理由を考えてみた。
仕事上がりである。適度に疲れていて、空腹感がある。開放感がある。いつもの常連との会話、安心感。確かにそれらも理由であろう。しかし、確かに酒そのものがうまいのである。
なぜか。答えは、たくさん捌けるから。そこに供される酒はいつも新しいからなのである。どれほど違うか。適度に燗されたものを、口いっぱいに含んで一気に飲み下せる。何等の抵抗なく。古くなるとこうはいかない。口、鼻、食道の粘膜をかきむしっていく。ズバリ、毒なのだ。
清酒業界の猛省を促したい。日本食ブームに乗って、海外販売は伸びていると聞く。一方、国内消費は減り続けている。理由は明らかである。目を覚ましてほしい。この失敗を世界に広げるなかれ。