軽度知的障害の子どもを育てる中で
私には執着していたものがありました。
それは
障害を受け入れること。
『障害は受け入れてあげた方がいいよね。』
『こどものありのままを認めよう。』
そう思えば思うほど
追いつめられるような感覚の時期がありました。
他の子どもと比べてできないこと。
だんだん差が開いていく勉強内容。
障害があるからしかたがないんだ。
頭で分かっていても、イライラが止まりませんでした。
頭で分かっていてもできない。
この現象は
自分の本音に向き合っていなかった
ことに起因していたのではないかと思いました。
私の本音はこうでした。
障害なんて認めたくない。
自分の子どもに障害があることが許せない。
これこそが私のありのままの感情でした。
以前の私は、
障害を認めなきゃいけない。
でも認められない。
でも認めなきゃいけない。
でも認められない。…
この無限ループに完全に、はまっていました。
このループから抜け出せたのは
自分の本音「障害を認めたくない」に気付いたことでした。
障害を認めなきゃいけないというノイズによって
自分の本音が見えなくなっていた。
それが原因でした。
本音に気付き、そんなクズな考えを持っている
自分をゆるしていけばいい。
自分のありのままを認める。
そうすれば、だんだんと子どものことも
認めていけますよ。
