こんにちは。



本日、G1徳山は開催三日目。



昨日第12レースは、ゴールデンレーサー菊地孝平選手が素晴らしいまくり差しで1位ゴールでした。





1コース石野選手、2コース松井選手、3コース菊地選手でした。現代ボートレースでは、3コースがまくりやまくり差しで攻めるコースとして注目されています。



ハイレベルなG1戦となると、特に2コースは、3コースの動きを視野に入れながら引き波に入らないよう1コースの内側に入るか外側に行くかを瞬時に判断します。



この写真は、ハンドルの初動を入れた後ぐらいの位置です。モーターの仕上がりが悪いと、ハンドルを入れた量に対してボートが内側に向いてくれない傾向があり、それが少し分かっていただけると思います。





この位置、3コース菊地選手のボートの向きが良いのがお分かりだと思います。ターンではボートやモーター、レーサーの体重など、この位置前後にかなりそれらが負担となります。



従って仕上がりが悪いと、その重さなどに耐えられず、前に進まず横に流れてしまいます。それがターンが流れてしまう、またはターンマークを外してしまうなどの結果となります。そんなイメージでしょうか。





水面を走るレーサー同士は、相手のハンドルやレバー操作位置は分かったとしても操作後のボートの向くスピードまでは読めません。当然自分と相手との向くスピードにも差があります。ですので相手の仕上がり具合を可能な限り把握しながら、特に1周1マークは瞬時に判断しなければなりません。この辺りはレース経験があるレーサーの方が多少有利かもしれません。



その差はレースを面白くしている1つではないかと思います。特に映像でご観戦される場合、そこはまくりではなく差しだよって声が出る事もあると思います。



その意味では、このレース、バンドルを入れてからボートが内側に向くスピードが早かった事がスーパースター同士で走るドリーム戦を制した要因の1つだと思います。



本日もお時間合いましたら

ボートレースでお楽しみください。



それでは また…     植木通彦