おはようございます。


海の日記念 SG第28回オーシャンカップ
たくさんのご声援ありがとうございました。


優勝は羽野直也選手(28歳・福岡県出身)!
豪華メンバーの中、素晴らしいレース内容でした。




SG初優勝おめでとう!


周回中、対岸のオーロラビジョンで自分の位置を確認しているのでしょうか。見事なまくり差しでした。



少し感想を書きます。





見所たくさんのこの優勝戦、1コース馬場貴也選手が完璧なウィリーモンキーを決めるのか!注目でした。今シリーズの馬場選手のターンは出口で流れない。しかもブーメランみたいに返ってくる特徴がありました。



このターンは対戦相手にインパクトを与えていたと思います。この場合、特に2コース、3コースは、バックストレート好位置につけるためには、いつもより各操作に工夫する必要があったと思います。



特に2コース茅原選手はスタート後1マークまでの150メートル、正味80メートル、時間にして4秒以内で相手の動きを見ながら判断することになります。結果的にスタートタイミングで少し覗いた分まくりを選択した。おそらく本能だったと想像します。





1マーク、このまくりに、1コース馬場貴也選手は流れると分かっていますが当然先マイする形をとります。結果的に両者は流れた。



この時、馬場選手には今シリーズ経験のないターンに必要な半径が確保出来ず、残念ながらウィリーモンキーができなかった。レースに2回はありませんがもう一回と思うレースだったと思います。



この画像で、5コース羽野直也選手のボートの向きは他艇より内側に向いており、操作も終わりいつでも差せる準備ができていた。レースはターンマーク手前でのボートの向き具合が勝敗を分けると言っても過言ではありません。





まくりでレースを動かした茅原選手は優勝するなら差しではなく、まくりと判断したのでしょう。1マークの画像から人気の馬場選手も人気に応えようとする気持ちは大きかったと思います。





そして、この混戦の1マークを差し込んできたのが、SG連覇を狙う礒部誠選手(赤)、桐生順平選手(青)、羽野直也選手(黄)、池田浩二選手(緑)でした。



最初に差した礒部選手は、2コース茅原選手のまくりも想定していたとはいえ、やはり攻める3コースであり、まくり準備から差しへのチェンジは、若干操作タイミングを合わせるのが難しかったと思います。その分バックストレート位置が通常より若干外側になった。



その間隙を4コース桐生順平選手が差し、その上をスピード持ってまくり差した羽野直也選手、池田浩二選手は6コースから引き波を乗り越えて渾身の差す展開となりました。このような1マークの感想でした。



優勝した羽野直也選手ですが、今回2、3、4コースが難しい判断を迫られる中、コースは遠かったが比較的まくり差しが決まりやすい展開だったと思います。



また準優勝戦での迷いのない周回中の走りは何かひと回りもふた回りも大きくなった気がしました。それが優勝戦でも発揮できた感じがしました。



磯部誠選手に続いて平成生まれのSG覇者誕生となり、8月には地元ボートレース福岡でSGボートレースメモリアルに出場予定です。活躍にご期待ください!



最後に人気となった馬場貴也選手、今シリーズ大会を引っ張りました。レース前にはファンの皆さまがたくさんの拍手、その中にはウィリーモンキーを見たかった方も多かったでしょう。悔しさをバネに次回さらに磨きのかかったウィリーモンキーをよろしく!



また地元の茅原悠紀選手、特に地元の期待に応えようと開催初日から想像を越えるプレッシャーの中でのレースだったと思います。もちろん勝ち負けはありますが、今回のレース経験はさらにパワーアップした茅原選手が見られるのではないでしょうか。頑張って!



この両者は、羽野選手同様に8月SGボートレースメモリアルに出場予定です。ご注目ください!



また今回出場したレーサー、結果は様々ですが、今回の内容を踏まえて、改善し、次のレースはきっと素晴らしいレースを魅せてくれると思います。



引き続きの応援をよろしくお願いします。



ありがとうございました。



それでは また…     植木通彦