おはようございます。



昨夜のボートレース住之江ゴールデンウィーク開催

優勝は石野貴之選手でした!



決して楽な1マーク展開ではありませんでしたが、

パーフェクトでした!



ミニ解説したいと思います。





3コース岡村仁選手がスタートダッシュ良くやや先行し、1コース石野貴之選手と2コース田中信一郎選手の間にまくり差しのハンドルを入れた!



良いボートの向きですよね!

この場面では決まったかと思いました。



それぐらいターンマーク手前でのボートの向きが大事という事なんですね。ターン後期はターン手前で決まると言っても過言ではありません。



しかし、石野選手の冷静、そしてテクニック。





1枚目の写真から僅かな時間で3コース岡村仁選手のボートの向きと同じぐらいに持ってきています。流石!



3コースが完全に見える中で握り過ぎるとターンが流れる、スピードを落とし過ぎるとまくられるというメンタルも含めて厳しい展開でした。



まくり差しを狙う岡村選手はハンドルを入れ終わり体重移動もしており引き波を乗り越えるだけでの状態でした。しかし、石野選手の一瞬でのボートの動きにまくり差しに入る気持ちが早まったかもしれません。





また3コース岡村選手は、2コースのグランプリ3連覇の実績を持つ田中信一郎選手に対して、そう簡単に前を差す事ができないと考え、かなり踏み込んだ位置からスピード持ってのまくり差しで攻めたと思います。



その踏み込んだ僅かな間隙の中で引き波に乗らずに差した田中選手は素晴らしかった。田中選手も差すには厳しい展開でした。





1マーク、結果的には1コース石野選手が逃げて、2コース田中選手が差し。そして3コース岡村選手のまくり差しは届かず、4コースから差した渡部悟選手と接戦になりました。



写真では5コース上條暢嵩選手、6コース丸岡正典選手が内側レーサーと少し距離ができている事がお分かりだと思いますが、これはそれだけ内側コースがスピード、角度、モーター仕上がり、テクニックなどハイレベルだという事と思います。



1コースが強いと言われているボートレースですが、展開次第で勝てないのもスポーツの面白さで、また厳しい展開の中で勝利したレーサーはファンの皆さまに感動を与え新たなファンを呼ぶのだと思います。



見せ場を作った岡村仁選手ですが、彼が1マークで感じた事や悔しさは彼にしか分かりません。ハンドルの入れ方や量、あるいは相手をどの位置でどのように捉えたかなど、このレースを今後に生かすことはたくさんあると思います。頑張ってほしいです。



オール大阪今後も楽しみです。



優勝した石野貴之選手はこの伝統あるオール大阪12回目の優勝です。さらなる活躍頑張ってください!



ミニ解説でした。



本日はボートレース戸田・ボートレース丸亀(ナイター)で優勝戦が予定されています。ご期待ください。



ゴールデンウィークも残り少なくなりましたね。



Have a nice day!



それでは また…     植木通彦