おはようございます。



本日ボートレース鳴門で開催のSGチャレンジカップ・G2レディースチャレンジカップは二日目を迎えます。



昨日の第12レースドリーム戦は馬場貴也選手が勝利!

この模様はBOATRACEプレミアで解説しました。



https://boatcast.jp/live/005198.html



ではミニ解説します。



1周1マークの攻防は、



1コースに対して、2コースが差し、3コースはまくり、そのまくりに乗って4コースが差し、5コースまくり差し、6コースが最内を差す展開でした。





1コース馬場貴也選手(白)はターンマーク手前に位置しながら、かなりボートを内側に向け、もちろんスピードを維持しながらのターンは完璧でした。





また2コースから差した山口剛選手(黒)とその内側に引き波を乗り越えながら4コースから差しを決めた池田浩二選手(青)の接戦は観戦していて力が入ったのではないでしょうか。





馬場貴也選手は、ウィリーターンを魅せてくれました。ターン後期にボート前方部分をやや浮かせて接地面積を少なくし、ターン後の加速を良くさせているのがおわかりでしょうか。



このウィリーターンは、浮かせ過ぎると風の抵抗をボート全体で受けるため減速し、また転覆するリスクがあります。ですから、そのちょうど良い角度を維持した状態でターンを完了させなくてはなりません。



そのためには、ボートの浮き具合に対して重心移動などで調整させるリカバリーテクニックが重要となり、華麗なターンと同時に事故防止にも繋がります。



またいくら完璧なプロペラ調整が出来ても、そのプロペラに合ったハンドルやレバー操作が必要となります。ですのでプロペラを乗りこなせるリカバリーを含めたターンテクニックが大事という事になります。



同じ様にプロペラを調整しても簡単に同じ様な走りや成績を上げることが出来ないのはこの様な部分があるとレーサー経験から思っています。



さあ、初日ドリーム戦は獲得賞金トップの馬場貴也選手が勝利しました。地元から唯一出場となった田村隆信選手の2コースから気迫のまくりも印象的でした。



本日もお時間合いましたら

ボートレースでお楽しみください。



それでは また…     植木通彦