SG第69回ボートレースダービーミニ解説です。


優勝戦は絶好のコンディションの中でのレース。
伝統あるSGにふさわしい豪華メンバーによるレース。




注目の1周1マーク

1コース菊地孝平選手(白)がターンマークを先マイし、2コース馬場貴也選手(黒)が内側に差す。3コース田村隆信選手(赤)がまくりで攻める展開でした。





菊地選手はハンドルを入れるタイミングで若干跳ねましたがほぼノーミスのターンでした。ターンマークへのボートの向きも良かった。



それ以上に、2コース馬場選手の他艇との無駄のない艇間隔、そして3コースの引き波に入らずに1コースを差すターンテクニックは素晴らしかった。



それを証明するのが田村選手の位置です。少し離れているように見えますが、それだけ内の2名がミスターンでなかったということです。



特に、馬場選手の1コースと2コースの間を空けず、しかもスピードを維持したままボートを一瞬で内側に向けるテクニックには田村選手もまくりかまくり差しかの判断タイミングは難しかったのではないでしょうか。もし私でしたらそう思います。





そして見事に2コースから渾身の差しが入った。

少しバウンドしましたが膝や重心を上手く使いながらナイスリカバリーでしたね。そしてその後バランスを整え得意のウィリーターン。モーターの仕上がりも良く、馬場選手のウィリーターンはより加速を増した。



また混戦を追い上げ今大会を盛り上げた山口剛選手は2位でゴール。素晴らしかった。今年SG優勝こそありませんがその中での賞金ランキング上位はレースの安定感、信頼感、そしてもうそろそろと期待しますよね。



また内コースの素晴らしいターンに厳しい展開となった5コース濱野谷憲吾選手に6コース上平真二選手。

次回は得意のターンテクニックでファンの皆様を魅了してほしいと思います。





さて、優勝した馬場貴也選手(38歳・京都府出身)。

最終日のレースタイム1分47秒3は最高タイムでした。



ボートレーサー個々のレベルが向上し、2コースから勝利するのがより難しくなった近代ボートレースですが、そのテクニックに私も感動しました。



今年はいよいよグランプリ制覇を視野に入れてのレースとなるでしょう。優勝インタビューの言葉を胸に頑張ってください!



以上ミニ解説でした。



スーパースロー解説です!

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https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/news/2022/10/23594/



おそらく約1600名のレーサーもこの優勝戦で何かを感じたと思います。そして参考にし、またターンレベルが向上すると思います。進化ですね。楽しみです。



引き続きボートレース、ボートレーサーへの応援よろしくお願いします。



それでは また…     植木通彦