こんばんは。
ボートレースの魅力に1周2マークの攻防があります。
本日ボートレース下関第6レースをミニ解説します。
1周1マーク、2コースから地元の前野竜一選手(黒)がまくって勝利したレースです。
2コースのまくりに、3コース松尾光広選手(赤)が一番差し、そして5コースからまくり差しに入った茅原悠紀選手(黄)とバックストレート並走状態に。
この様なケース良く観ますよね。
ここで注目してほしいのが、先頭を航走する前野選手の航跡です。この航跡の内か外を航走するのでは1周2マーク大きく展開が変わります。
例えば、外側へ変わるタイミングが早過ぎれば後続レーサーは瞬時に内側へ進路を変えるだろうし、内側のままではターンすれば半径が狭いので通常ターンすれば流れてしまい、流れない様にスピードを落としてターンすればまくられる展開となります。
このレース、茅原悠紀選手は、内側に楠原正剛選手(緑)が航走していた事もあり航跡の外へ行かず楠原選手を抑えて小回りする判断をしましたね。
本来であれば、松尾選手(赤)の絶好の差しが決まる角度でしたが、茅原選手は前野選手の航跡の内側をターンするという素晴らしいテクニックでした。
引き波に入っていないのでキャビテーションせずにターンでき、松尾選手の差しは届きませんでした。
直線では1秒間に約20メートル進む中で、各レーサー航跡の内か外かを一瞬で判断しながら航走しています。
特に、勝率が高いレーサーは、1周1マークターン後のバックストレートの位置取りの判断が素晴らしいと思います。
リプレイを観られる時は少し注目してみてください。
本日もナイター最終レースまで
ご観戦頂きありがとうございました😊
おやすみなさい。
それでは また… 植木通彦