おはようございます。

注目の第1ターンマークの攻防について、何度かこのブログでお伝えしましたが、ボートレース初の方もいらっしゃるのでもう一度。


ボートレースの醍醐味の1つに、6艇が最初にターンする第1ターンマークの攻防があります。

その第1ターンマークですが、ターンマークに近い1コースが有利であることは変わりませんが、


攻めるコース(まくりやまくり差し)が以前4コースでしたが、現在は4コースより先に3コースが攻める様になりました。要因は色々とあると思いますがモーターの性能が良くなった事やレーサーのテクニック、モーターの調整力向上などが考えられます。

その3コースの動きに4コースは差し、5コースが攻める、6コースが差すという展開が主流となっています。

従って2コース、4コース、6コースは動くコースの影響を受けやすい展開となります。

何枚か第1ターンマークの攻防を掲載します。
赤色のユニホームに注目してご覧ください!


3コースが攻めるので、4コース(青)は内側を差し、5コース、6コースはある程度スピードを維持した状態で僅かな間隙にまくり差しに入るケースが多くなっています。


また基本2コースは1コースの航跡(引き波)を一本乗り越える差しが主流で、攻める3コースは1コースと2コースの間に間隙がなければ外側を全速でまくり、



わずかな間隙と自身のモーターの調整が合っていればまくり差しを狙います。その判断を1秒間に約20秒進む中で決断します。コンマ何秒の世界。


4コースは、最内側を差す事が多く、1コース、2コース、3コースの航跡(引き波)を乗り越えなければならず、レーサーのテクニック、そしてモーターのパワーが必要になります。



5コースは3コースの動き(スタート、まくり)に対して少し連動するケースがある様に感じます。

1番不利と言われている6コースですが、意外と3着までに入着するケースがありまして、5コースがまくりに行くケースや3コースが動き、2コースや4コースがモーターパワー不足の時などはチャンスがありそうです。

最後に2コースですが、暑さや湿気によりモーターパワーが上がりにくいこの時期に苦戦するのがこのコースです。


とは言うもののデータでは2コースは1コースに次ぐ上位着順になるコースです。


2コースからの差しは、1コースを先に回すため、少しスピードを低下させて内側に入ります。その入る瞬間スロットレバーを握っての加速(出足)が大事となり、その部分をレーサーは日々プロペラを含めたモーター調整を行なっています。


ただ最近3コースの動き次第では大きな着順となるケースが増えた感じがします。この夏場をどう対応するかもレーサーの腕の見せ所で、レースを推理される皆さんにとっては楽しさ、面白さの1つではないでしょうか。

少し長くなりました。笑
何かの参考にしてください!

引き続きボートレースでお楽しみください!

それでは また…     植木通彦