先日お伝えしましたがSGグランプリについて遅れましたが少し振り返りたいと思います。

優勝は、皆さんご存知の峰竜太選手(佐賀)でした。グランプリ初優勝。SG2勝目。

おめでとう㊗️

峰選手憧れの黄金のヘルメット!
似合っているよ!

峰選手は2億円プレイヤーと同時に、4年連続勝率1位を確定させました。レーサーは半年間のレース着順をポイント化して成績を出します。従って8期間も現在の高度化したレースの中で結果を残した事になります。またこのグランプリ参加前から優勝戦を含めて想像を超えるプレッシャーがあったと思います。これからもスターレーサーとして益々頑張ってほしいと思います。


2着の毒島誠選手(群馬)は、今年SG2勝、GⅠ3勝などレース実績、そして獲得賞金トップで今回グランプリ参加となりました。私が思うにはトップ通過で参加するプレッシャーは彼にしか分からないものがあったと思います。ぜひ来年もこのステージで頑張ってほしいと思います。

3着の白井英治選手(山口)は、3年連続6回目のグランプリ出場で、今回は優勝したい気持ちはかなり強かったのではないかと思います。今年モーター運に恵まれない時期がありましたが見事立て直し高レベルで安定した結果を残しました。

さて、レースはピットアウトから大声援がある中コース取りが始まりました。まず6枠の菊地選手は内側コースへと動きますが、1枠から3枠までのレーサーが枠を主張する形となり4コース発進となりました。4枠岡崎選手はスローの5コース、5枠毒島選手は回り直して大外6コースのカド位置からのスタートとなりました。1コースから5コースまではスタートラインに対して助走距離が短く深い位置からのスタートとなりました。

スタートでは、4コース発進となった菊地選手がトップスタートを決める。やや3コース白井選手、6コース毒島選手が遅れて注目の第1ターンマークへ全艇が向かいました。

菊地選手はまくりに行くも峰選手、井口選手、白井選手が伸び返しまくり切ることは出来ず峰選手の外側を全速でターンする形になりました。

結果的に展開有利となった峰選手が冷静に第1ターンマークを先マイ、2コース井口選手が渾身の差し、3コース白井選手がその内を差しに行くが僅かに峰選手までには届かない展開でした。

5コース岡崎選手は菊地選手の動きに対応して井口選手と白井選手の僅かな間隙にまくり差し、そして6コース毒島選手は大混戦の最内を差す展開となりました。

1周バックストレートでは、峰選手独走、井口選手と菊地選手並走に、内よりから毒島選手が最内を伸びてくる状況でした。第2ターンマークを先マイする毒島選手を両レーサーが対応するも井口選手は僅かにボートが浮き、菊地選手は外へ流れてしまいました。

2周回目で2着は毒島選手が競り勝ち、井口選手、白井選手、菊地選手による3着争いが接戦となりました。力が入るこのグランプリ、僅かな判断で数十センチターンマークを外してしまいます。大接戦の中、白井選手が3着ゴールとなりました。
その白井選手ですが今年GⅠ以上で1着はもちろんですが2着、3着も多くなっています。この数字は接戦にも強い事がわかるのではないでしょうか。

結果的4着になった実力のある井口佳典選手(三重)ですが、解説をしていて近況特に第1ターンマークに少し迷いがあった様に感じていました。今回結果はついてきませんでしたが優勝戦は吹っ切れた様に解説していて感じました。表情も落ち着いていて来年が非常に楽しみです。頑張ってください!

進入で4コースとなった菊地孝平選手(岩手)ですが、今回は開催を通して非常に落ち着いていた様に感じました。あの難しい位置からのスタートで見事なスタートは素晴らしい一言です。また岩手県出身という事で今回の活躍で東北地区からボートレーサーを目指す方も増えたのではないでしょうか。また参加レーサーの中でGⅠ以上の出走回数が最も多いレーサーであります。この経験を活かし来年はぜひ優勝を目指して頑張ってください。

また2年ぶり3回目の出場となった岡崎恭裕選手(福岡)は、果敢に攻めた第1ターンマークでしたが2周回目以降展開的にも厳しく力を発揮する事が出来ませんでした。しかし今回初日から非常に落ち着いていました。トライアルでは枠番抽選にやや恵まれなかった感じがしましたが、今回の経験を活かして来年ぜひこのステージで頑張ってほしいです。

今回のSG参加にあたり、レーサーはしっかり準備しての様々な結果となりました。私も本場、そしてスタジオからレースを観戦しました。元グランプリ出場レーサーとして今大会参加レーサーの気持ちが少しわかるからこそ観戦していて緊張感がビンビン伝わってきました。

ハイレベルな戦いに感動しました❗️
お疲れ様でした!

今年もあと僅かになりましたが、ボートレースファンの皆さんボートレーサーへのご声援宜しくお願いします。

また長文になりました。笑。
経験上で感じたことをお伝えしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは また…     植木通彦