楽しかったクルーズの記録もそこそこに突然桃の収穫お手伝いをさせていただいている間に気が付いたら2週間も経っていました。
思えば6月末にキャンプに行ったときに遡ります。
あるご家族がたまたまキャンプ中の私達に声をかけて下さって島ぞうりをたくさん買っていただきました。
そして7月末にはお仕事なさっている果樹園にて美味しい桃が食べられるので遊びに来ませんか?とのこと。
沖縄では桃は高級品ですからもちろん行きますとも‼️ついでに収穫のお手伝いもやります💪
で始まっちゃったんです怒涛の「桃生活」が。
朝5時に、軽トラに乗せられて連れて行かれた桃の果樹園はこんな感じでした。
えーっ、もったいない😭美味しそうな桃がいっぱい落ちてる〜
「たわわ」という言葉はこういう状態の事ですよね。
毎朝社長のお父さんである「おじいさん」を中心に収穫が行われ、籠一杯になったら運搬の人がトラックまで運ぶの繰り返しです。
夫はこの「運び屋」の担当でした。
桃の品種は福島県生まれの最も糖度が高い「あかつき」です。
トラックまで運ばれた籠の桃は毎年この時期だけいらっしゃるベテランの主婦の方々によって、キズがない贈答用とキズ有りや形が悪いけれど味は美味しい家庭用、ともうひとつジュースにしかならない加工用とに素早く分類され、平たい箱に並べて入れられます。
私はこの作業を教わってお手伝いさせていただきました。
朝8時頃に一度作業所に戻って朝ごはんをいただきます。
この時83歳のおじいさんは必ず500mlの缶ビールを飲みます。
1日だけ「今日は調子が悪い」とのことで350mlの缶ビールでした。(笑)
私達にも勧められるのですが、まだ朝なので結構です!とお断りすると、ノンアルビールが出てきました。笑
毎朝私達を含む10人前後の人が収穫のお仕事をしていましたが、皆さん毎年この時期だけいらっしゃるようです。
この建物の2階にテレビやエアコンがあるスタッフ休憩所があり、私達はそこで寝泊まりさせていただいてました。
さて朝ごはんの後は桃を買いに来るお客さんがいらっしゃるので、先ずは並べてあるテーブルに座ってもらい桃の試食が始まります。
しかも食べ放題なんです。
そしてこれがまた、ほっぺたが落ちるくらい旨い桃なのです。
どおりで、皆さん遠方からはるばるいらっしゃる訳ですね。
ほとんどの方が毎年通っていらっしゃり、ここの桃が日本一美味しいと口を揃えるのです。
私と夫は試食の桃をせっせと洗ってどんどん食べていただく接客担当です。
もちろん私達も桃食べ放題です。
齋藤果樹園は大通りからちょっと外れて分かりにくい場所にあるのにお客さんはひっきりなしです。
桃の選果、箱詰の様子です。
キャンプ場で声をかけて下さったお姉さん。
この果樹園ではなくてはならない社長の右腕です。
殺人的に忙しいのに、いつも陽気な社長さん。
可愛い真っ赤な車両はりんご🍎の時期に活躍します。
昨日までお世話になっていたんです。
1日があっという間で、瞬く間に過ぎた2週間でした。
毎日最低5個くらい桃をいただいたかもです。
贅沢に皮ごとかぶりついて食べたりもしました。
今まで私が思っていた美味しい桃とは手で皮が剥けるくらいのジューシーな物でしたが、本当に美味しい朝採りの桃は硬いのに甘いのだということがわかりました。
出発の時に社長さんからいただきました。
大玉の桃です。
黄色いのは昨日から採り始めた「黄金糖」という品種です。
他店ではあかつきなどより高級品として高値で売られていますが、ここではお金の計算がややこしいからとの理由で全ての品種を一律のお値段で出しています。(笑)
福島市飯坂周辺にはたくさんの桃の果樹園がありますが、試食し放題なんて他ではやっていません。
とびきり上等の贈答用の桃は3kgで3,564円で販売してますが、私には十分上等に見える家庭用の桃はここでは3kgで1,500円で売ってます。
道の駅やJAでは他のお店の物が3,000円から4,000円で売っているとおじいさんに伝えると、「ぼったくりだ」と一言!(笑)
齋藤果樹園では桃は高級品ではなく、皆が気軽に食べられる美味しい果実なんです。
収穫のお手伝いは確かに過酷だったけれど、毎年あんなに美味しい桃が食べ放題!だったら有り🙆♀️かも。