岩手県を出てから向かったのは知人宅がある宮城県塩竈市です。
途中風光明媚な鳴子峡に寄り道しました。
鳴子峡レストハウスから見た風景です。
ここからの遊歩道があるのというので楽しみに入り口まで行ってやっぱり💦「熊出没注意」の看板!
クマさんには遭遇したくないので、諦めて渓谷を降りて上を見上げて、また登ってくるだけのちょこっとトレッキングでサクッと終了しました。
そして塩竈市です。
塩竈市は大都会仙台市のすぐ隣にあって歴史ある古い街なのです。
先ずは三陸沖の新鮮な魚が集まる塩釜水産物卸市場に行くべきでしょう。
小さいパックに小分けにされた魚介類がたくさん並んでいます。
どうやら自分だけのお手軽海鮮丼を作れるというのが売りのようです。
試食をしたばっかりに美味しくてマグロと貝類など買っちゃって、
次にお酒も欲しくなって、行ったスーパーになんと北海道では全く見られなかった大きめ生ズワイガニが、しかも北海道産、しかも1000円ぽっきり‼️
長旅での贅沢は禁物なんですが、カニ🦀好きは素通りできるわけがないのです。
友人宅で茹でさせてもらって楽しくいただきました。
翌日は歴史ある塩竈神社に行きました。
市内の看板では鹽竈神社とか塩釜神社とか漢字が色々あって、まあ日本語の難しいことよ。
日本全国を旅していると信心深くない私でも観光と称して神社仏閣にもよく訪れます。
毎回お賽銭を投げ入れて私だけの個人的なお願いを叶えてもらおうなんて忙しい神様に申し訳ないので大体は省略させてもらいますが、牛さま?ならお暇があるかも。
「撫で牛」と書いてありました。
牛は撫でるとよくよだれを出すところから、商売が牛のよだれのように細く長く続くようにと祈願奉納されました。撫でると開運や商売繁盛にご利益があるとされています。などと書かれています。
自分も商売などという大袈裟では無いものの、細々と島ぞうりの販売をしておりますので、よだれのように細く長く続くようにお賽銭を投げ入れてよろしくお願いしておきました。
そして次は2年前にニューカレドニアでお会いした素敵な女性に会いに、宮城県の太平洋側から一気に山形県の日本海側に向かいました。
途中寄りたい場所は色々あったけれどすごい雨だったのですっ飛ばしました。
人生の大先輩である彼女は33年間ニューカレドニアに住んでいらして、数ヶ月前に故郷の鶴岡市に戻っていらっしゃったのです。
私より一回りも年上だなんて、世代のギャップ全く感じられない会話がもう面白くって、2泊もお世話になっちゃいました。
せっかく遠い所まで来たんだし、お天気も最高に良いし、近くにある羽黒山にでも行ってらっしゃいと言われるまま行ってみたら、ここはお寺なんですね。
参道入口には滝もあって、
何だかすごい杉の木もある、いいところですね。
推定樹齢1000年の「爺(じじ)スギ」ですって、驚いたことに近くに「婆(ばば)スギ」もあったのに1902年の暴風で倒れちゃったのだとか。
植物界では人間界と違って男性の方が長生きするのかしら。
しばらく行くとすごく歴史を感じる五重塔がありました。
東北地方最古の塔ですが、現在のは約600年前に再建されたもので国宝です。
その昔、火を放っていて灯りの役目をしていたという火石です。
延々続く石段の両側の杉並木は樹齢350〜500年と確かに立派ではありますが、ちょっと待って💦いつまで続くの?
一の坂を過ぎてもうすぐゴール(笑)かと思った頃に茶屋がありました。
もしかしてここで休憩しないと頂上までまだけっこうあるよ!という意味なのでしょうか❓
途中7月25、26日の大雨で崩れている石段があるので気をつけて、という案内がありました。
何百年も人々に踏まれ続けた石段が今崩れる豪雨ってどんなだったんだろうか?
頂上の少し手前にありました。
山伏修行のための宿のようです。
やーっと頂上の鳥居に辿り着きました。
あとで説明書きを読んだら結局参道は三の坂まであって石段総数は2446段だとか。
幅や高さが細かいのもあって、お若い方々は2段、3段飛びで追い越して行きますが、短い足と鈍いバランス感覚を持ってる私は一段たりとも飛び石できません。💦
そして羽黒山頂上のお寺に着きました。
あまりに疲れていたので手抜きのお参りになってしまいました。
ごめんなさい🙏
とここで気が付いたのが、えっ、すぐ近くまで車が出入りしている❓
どうやら山頂付近にも有料道路を通る🅿️があったんだそう。
わが愛車はずーっと下の無料パーキング🅿️に停めたままですから、帰り道も当然2446段きっちり戻る以外ないのです、トホホ💦
頑張った分のご利益がありますでしょうから、しばらく石段付きのお寺はお休みしてもいいですよね?
歴史に詳しくない私は鶴岡市の事もお勉強不足でしたが、すごい所のようなのです。
庄内藩校致道館というところが約200年前からあって、いわゆるお勉強をしたい人のための小学校から大学、大学院くらいまでの学校なのですね。
特に私が気に入ったのは「人には持って生まれた得てと不得手があるから、その人の得意なところを伸ばすよう日頃から話し合って教え導きなさい」というのが開設の目的、人材の育成だ、とうたっているところです。
確かにテストに合格するだけのお勉強じゃなくて個性を伸ばすことが大事じゃありませんか。
こちらは大宝館という赤い尖塔と白亜の殿堂がなんとも美しい大正初期の建物です。
鶴岡市にゆかりのある方々の業績を称える資料館になっていました。
それにしても雲がないんです💦
東北地方は、もちろん関東よりは涼しいんですが、北海道よりはずっと残暑が厳しい晴天🌞😊🌞の一日でした。