この日も暑かったんですが、大した目的もなくぼーっと日本中を旅してるだけではいかんでしょ!

ということでいよいよ宮城県に突入した私達は、石巻市の道の駅に貼ってあった写真を見て、やっぱ実際に見に行くべきだと思ったのです。

石巻市震災遺構大川小学校です。











雑草と一緒に可愛らしいひまわり🌻が咲いてたのが印象的でした。



この場所で、2011年3月11日に発生した地震のあとの津波により児童74名、教職員10名が犠牲になりました。

その後、市の避難場所指定や学校側の間違った判断でたくさんの尊い命が失われたのではないかと裁判にもなりましたが、やがて人々の記憶から消えていってしまう事がないようにこの学校が残されています。

曲線が美しい校舎でしたが、津波の威力で床が盛り上がって、渡り廊下の柱が折れてねじり倒されています。

体育館の屋根は流されて500m先で発見されたといいます。

⬆️学校の裏山の中央に小さい看板がありました。

「津波到達点」と書かれています、高さ8.6mの地点です。

もし、子供達が津波が到達する前にここより高い場所まで避難していれば全員助かったでしょう。

けれども津波は川と陸から襲ってきて安全だった裏山ではない方に誘導されて命を落としてしまいました。

東日本大震災は間違いなく過去最大のマグニチュード9.0を記録した未曾有の災害でしたから、難しい判断だったと思います。

生きていれば楽しいことがたくさんあったでしょうに。

学校からほんの数分のところに地区全体での犠牲者のための慰霊碑がありました。

ああ、せめてお花をたくさん買ってくれば良かった。

震災から13年以上経っても、この先もずっと生きてるかぎり忘れてはいけませんね。