函館からフェリーに乗って4時間、はやぶさⅡは時間通り12:10に青森港に到着しました。
天気良すぎ☀️
カーナビさんのおまかせで車を走らせるとすぐに、めっちゃかっこいい橋に誘導されました。
青森湾に掛かる全長約2kmの青森ベイブリッジです。
思わず横浜に来ちゃったのかと思ったくらいオシャレな都会じゃないですか。
そして私達が目指したのは本州の最北端の大間です。
なんと、フェリーに乗っていたおよそ3時間分の距離を車で北海道の方角に戻るのです。(笑)
確かに函館から大間まで1時間半ほどの短距離フェリーもあったのですが、便数も少なく値段も高かったので、たまたまセールしていた青森行きの方に決めちゃったのです。
お天気も良いし、時間もたっぷりあるので最高のドライブでした。
到着したのは本州最北端の大間崎キャンプ場です。
無料なのに、トイレもキレイで良かったのですが、なぜか火気厳禁😣どうやら後ろに見える建物の中に有料のコンロがあってそれを使って下さいという事らしいですが、使い勝手が悪いので、私達は車中で料理してから外に出したテーブルで食べてました。
初日は夜になるにつれてどんどんキャンパーが増えて賑やかになりました。
人気の観光地ですからね。
キャンプ場のすぐ隣には小石と砂利が敷き詰められた昆布の干場があり地元の方が毎朝、日干ししていらっしゃいました。
まさに本州最北端の地なんです。
マグロの一本釣りでも有名な大間ですよね。
キャンプ場の周囲にはマグロのみならず、ウニやイクラまで乗っかった丼を食べさせるお店がたくさんありましたが、「暮らすように旅をする」がモットーの私達貧乏夫婦には一食2500円〜みたいな贅沢はできません。
でもちょこっとは食べてみたかったので地元のスーパーで大間産のマグロ6切れくらい入っているいつも買うのよりちょいお高めのパックを買ってきて堪能いたしましたよ。
まあ油がのって美味しいこと!
マグロは沖縄でも穫れるのに、なんで味が違うのだろうか?
こんなポスター見つけました。
ふむふむ、そういう事ね!
さすが、津軽海峡って石川さゆりさんが熱唱するだけのことはあるわぁ!とプチ感動👋
ボーっとしてたらサンセットを見過ごしちゃったんだけど、そのあとの空のオレンジが強烈でした。
函館はすぐそこに見えてます。
あとから自転車で来た若者がまた良い仕事してくれて...
そしてこれは「サンセット」を見た翌朝、同じ場所に立って右側の空を見た「サンライズ」です。
東から西から、太陽のパワーを体いっぱいに浴びた3泊4日でした。
そして大間滞在中に日帰りで行ったのはあの何だかわかんないけど恐ろしい😱恐山です。
菩提寺というお寺なんです。
比叡山、高野山に並んぶ日本三大霊場のひとつだそうです。
大丈夫かな?
興味本位で行くとバチが当たらないかしら?
イタコさんがいるのかしら?
行ったら最後、帰りにどなたかが私にくっ付いていらっしゃるのかしら?
などなど不安😣いっぱいで入場料700円を支払います。
ちなみにシニア割もJAF割も有りません。笑
入場して直ぐ、ラッキーなことにボランティアガイドさん付きの小さなグループに潜入できたのです。(笑)
その方の素晴らしく分かりやすい説明で、恐山とは全く怖いところではなく、亡くなった方に会える素敵な場所なんだとわかりました。
幼くして亡くなった子供達が親兄弟に会いたくて毎日石積みをするけれど悪い鬼が来て全部崩してしまうので私達参拝者がそれぞれの亡くなった親族や知り合いを思い出しながら積んであげるのが供養になる。
子供達のために風車を置いて遊ばせてあげる。
そして左上の山は亡くなった人々が49日を経て続々やってくる場所である、などなどたくさんの興味深い説明を受けました。
そして突然開ける宇曽利山湖(うそりやまこ)。
美しいエメラルドグリーンの湖水にキラキラ光る白い砂、まるで沖縄の離島のビーチのようです。
宇曽利の語源はアイヌ語で、火山によるカルデラ湖ですので辺り一面硫黄の匂いがします。
そしてそんな強酸性の水で本来は生きられるはずがないウグイが生息しているというマカ不思議な湖だそうです。
ちなみに白い砂浜は極楽浜と呼ばれていて亡くなった方の名前を呼べば会いに来て下さる場所だそうです。
私も心の中で亡くなった親族や友達にお声掛けさせていただきました。
聞こえているといいなー。
他にも亡くなった方のために棺桶には入れてあげられなかった草鞋(わらじ)や手ぬぐい、飲み物、衣類など名前付きで大量にお供えされている建物もありました。
そして宇曾利山湖の先にあるのは、
数々の地獄です。
宇曾利山湖周辺は活火山ですから地面からガスや水蒸気が出ていてなんとなく想像出来そうな地獄の風景ではありました。
偶然なのか、この辺りはかなりの含有量の金鉱脈でもあるらしいのですが、もちろん掘削はできません。
最後にご褒美がありました。
入場料を払って参拝した人は誰でも利用できる温泉です。
運良く女湯にはどなたも居らっしゃらなかったので、パチリ📸
身体の色々な悪い部分によく効くそうですが、頭や顔にはかけるな!と書いてあって、残念💦私その部分の調子が悪かったのに(笑)
ちなみに男湯はご褒美どころか罰ゲームのような熱湯だったようです。(笑)
最後は出口近くに巨大な六大地蔵さま方がいらっしゃいました。
こちらはまだまだお勉強不足なのですが、色々な苦しみから人々を救ってくれるお地蔵さま方だそうです。
そして、半信半疑だったイタコさんについての解説は、昔栄養不足で幼くして盲目になった少女達が将来自立して働けるように親御さんがベテランイタコさんに修業させた「就職先」だったようです。
確かに目の見えない方々は他の感覚が鋭くなって訓練すれば見えないものが見えたり、聞こえない音が聞こえたりするのかも知れません。
ガイドさんによると、現在イタコとして認定されている方は2名のみなんだとか。
結論から申し上げますと、今回恐れていた恐山に行ってみて、実際のところは地元の人が「死ねばお山さ行ぐ」として日頃から慣れ親しんでいる場所で、恐れ多いけれど全く恐いところではないということがわかりました。