クルーズ中のお楽しみは人それぞれですが、近年外国船による日本発着クルーズが増えてきて、一度乗ったらやみつきに、、、という日本人の方々も多くいらっしゃいます。

クイーンエリザベスはカテゴリーでいうと、ラグジュアリー船ですので、初クルーズがクイーンエリザベスという方は少なくて、カジュアル船やプレミアム船での経験を経てやっとクイーンエリザベスにたどりつきました!という人も多くいらっしゃるようでした。

なのでレストランとかで偶然お隣になった方々と過去のクルーズ談議をするのも楽しかったです。

ある日突然「もしかして2月のMSCベリッシマのヨットクラブに乗っていらっしゃいませんでしたか?」とお声かけいただき、たいそう驚いた事もありました。

その方が仰るには、日本におけるクルーズ人口はまだまだ少ないばっかりにえーっまたお会いしましたね、みたいなクルーズラバー同士の遭遇確率も高いのだそうです。

そういえば今回の寄港地沖縄で「観光大使」をやらせていただいたおばあちゃんと一緒にクルーズを楽しんでいたお孫さんも2月のMSC ベリッシマでお会いしてお友達になった方でした。

私達は今まで海外発着のクルーズに乗ることが多かったので、日本人乗客同士でのお話を聞くチャンスがあまりなく、大変お勉強になりました。



落ち着いた雰囲気の船内ではいつも生演奏がそこかしこから聞こえてました。

クイーンズルームです。

毎夜この場所が華やかな舞踏会の会場になるのです。

この夜はマスカレードナイト(仮面舞踏会)でした。

日中の午後3時からはアフタヌーンティーの会場になります。

スタッフの方々がどうぞ〜って手招きして下さるのですが、毎食大量のお食事を1日3食しっかりいただいているのだけで、もういっぱい、いっぱいなのです、ごめんなさい💦

これは最初のアフタヌーンティーで、クイーンズルームがいっぱいになったのでブリタニアレストランでもどうぞと言われてスコーンだけは食べてみた日の写真です。

確かに美味しかったけれど、ミルクティーよりアルコールがいいかな、って英国伝統の格式にとらわれることなく、ただの困った夫婦ですのよ私達。

毎夜シアターにも通いました。

撮影は禁止なんです。

最初の夜だけこのような2階の席から控え目に見ましたが、次からは最前列にいつも空席があると気がついて、至近距離でめっちゃ楽しめました。

ビートルズから始まって、ハードロックやヘヴィメタル、最後はエルトン・ジョンでしっぽり締めて、何でもありのUKロック三昧でした。

他にもマジックショーや楽しいミュージカルもありましたよ。

最初のガラナイトで会ったステキなおじさまです。

確かにテーマがブラック&ホワイトなのでイケてますね。

特にユニフォーム好きというわけではありませんが、こういう若者には好感が持てたりするんですよね😘知らんけど🙄


そして確かクルーズ3日目くらいにちょっと心配になったお話です。

突然船内放送で航海中に胃腸疾患のため体調不良を訴えられた方が複数いらっしゃるので、ただいまより船内の消毒を強化して、ビュッフェレストランでのサービス形態を変更します。
どうか皆様のご協力をお願いいたします。
体調が悪くなった方はすぐにお電話するか船内医務室まで来てください、とのことでした。
この放送の後、リドレストランの全てのお料理の横にはスタッフが付いて、それぞれのお皿に乗せてくれるようになりました。
今までは好きな物を好きなだけ自分で勝手に取ることができたんですがね。
船会社側では多分乗客がパニックにならないように配慮した案内放送だったのでしょうが、胃腸疾患って何?病人はいったい何人?ノロウイルスだの、O157だのコロナだの色々あるけどどれよ?、てか危ないの私達???
とりあえず、ちまたの噂や不安をよそに、私達夫婦の胃腸の調子は最終日まで絶好調のままでした。

クルーズ船に乗ったからといって自分用にお土産を買う習慣はないのですが、キューナードのテディベアは赤いベストが可愛くて、買っちゃいました。

本当は記念に右足の裏に2024と刺繍されている2024年バージョンのを買いたかったのですが、そっちが着せられてる制服は全然可愛くなくて、家に持ち帰ってからこっちのに自分でビーズの2024 APRを縫い付けてみました。

お隣に並んでいる缶ビールはキューナードレッドとキューナードゴールドといって、キューナード船上でのみ飲めるビールです。

他にキューナードブラックというのもあるはずなんですが、なぜか生ビールしかないと言われて。

原則ドリンクパッケージを購入していても開栓してない飲み物はもらえないのですが、あとでお部屋で飲みたいのでこれらを開けないで持ってきて欲しい!とお願いしたら、いいよ〜、何回も来てお土産に持って帰ったらいいさ〜、と


陽気なインドネシア人のお兄さん、話が早いじゃないですか。

でもねぇ、ビールですからねぇ、我が家のリビングにずっと飾っておいても美味しくならないどころか不味くなるだけでしょ!

今夜あたり勇気を出して飲んでみましょうか。

泣いちゃうかも😂

もっとちゃんとした写真を撮っておけばよかった💦ハウスキーパーのお姉さん。

小柄だけどぽっちゃりの制服もかわいいメイドさんみたいだったのに。

確かアフリカのどこかの国出身だったかも。

なんせ航海中は常時ほろ酔い気分だったから記憶も怪しい。

船内では原則お部屋のお掃除は1日2回もあるし、彼女は本当に忙しそうで、いつ会ってもずーっと働きづめのようでした。

なのでせめて私達のお部屋だけでもお掃除簡易化させてあげたいと毎夜のターンダウンは要らないけど、船内新聞とチョコレート🍫だけは入れておいてね‼️あとタオルの交換も2、3日に1回でいいのよ。こんなにふかふかのタオルだから洗濯も大量の水を使うでしょう、と言ってほとんどの時間はお部屋に入らないで下さいと書いてあるプレートを鍵のところに挿して外出してました。

なのに、なのに、彼女の仕事を減らすどころか増やしてしまう緊急事態が発生するのです。

トイレが詰まって流れない💦しかも10日間の間に2度も💦トホホ

船内の公共のトイレでは度々起こっていましたが、まさか私達のお部屋でなんて。

ごめんね、でも大量のペーパーを流したとかじゃないのよ、とお姉さんに訴えると大笑いしながら言うのです、今すぐキャプテン(船長)に連絡して、船内放送でMariがトイレを詰まらせた!と流してもらうから、なんて。

(笑)

幸い外出中にトイレの修理屋さん(?)が直してくれてました。ほっ

だけど下船の日の朝、彼女の方から何とか次の航海もこのお部屋で継続して滞在してくれませんか? 

Otherwise I'll miss you so much! 寂しいよーって。

私だってできるならそうしたいのよ!とハグ!


そしてとうとう夜明け前にクイーンエリザベス様は



大都会東京のクルーズターミナルに、ゆーっくりと、静かに、しかも誰にも異議を唱えさせることなく優雅に着岸されました。

最終日のレストランでの朝食で、たまたま隣のテーブルにいらっしゃった92歳の日本人男性の方、初めてのクルーズでしたが、もっと前から体験したかったくらい素晴らしい船旅でした、と仰ってました。

私達もなぜか嬉しい気持ちになって朝からミモザを2杯おかわりしました。

やっぱいいよね、この先二度とないかもだけど💦世界で唯一英国女王の名前を冠する事が許された船に乗る体験ができたなんて。

感謝、感謝🙏