東京を出港して2日間は終日クルーズです。

途中船がかなり揺れている時間帯がありましたが、3日目にやっと最初の寄港地、台湾の基隆に到着しました。

当初の予定は最初に花蓮、翌日に基隆の予定でしたが、出港1週間前に起きた地震の被害のために花蓮は脱港して基隆に2日間停泊することになりました。

基隆は2月にベリッシマで寄港したので特に観光しなくてもいいのですが、2日間の停泊なら夜間のお出かけも可能ということです。

東京から台湾までずいぶん南下したので、プールサイドチェアに水着でまったりもできる気温になりました。

ほとんどの乗客は朝から下船しているのでどこもかしこもガラガラです。

午後4時頃になってから私達も下船してみました。

クルーズターミナルからほんの少し歩いて、788番の路線バスに乗り目指すは「九份」です。

台湾には何度も来てるのに、九份は初めてなのです。

わずか30台湾ドル(約120円)にて、乗り換え無しで45分くらいで到着しました。

まだ明るいですが、観光客はいっぱいです。

ここが、九份の写真に必ず出てくる有名なフォトスポットなのですが、

暗くならないとそんなにキレイではないかな。

しばらく周辺をウォーキングして、また戻ってきたら提灯に灯りが点っていい感じになってました。



今回はこんな夜景を見るのが目的なので、食事やお買い物はしませんでした。

というか、観光客が多すぎて、早く船に戻りたくなっちゃったのです。

帰りのバスを降りたら、船尾側からしか見えませんが、夜のQE様も美しいじゃないですか✨️

急いで帰るから待っててねー!

そして翌日もガラガラの船内をゆっくり満喫して午後になってから下船しました。

離れて見ると、あのキューナード独特の赤いファンネルが素晴らしいですね。

こりゃ、大変だあ、私達、そうとう身分不相応な船に乗っちゃってるよね。💦

この日向かったのはクルーズターミナルから徒歩15分くらいの基隆夜市です。

小さいお店がぎっしり並んでいる中、繁盛してそうなお店を探します。

選んだのは、沖縄ではガザミと呼ばれるワタリガニの身がたっぷり入ったスープと油飯が有名なお店のようです。

両方で日本円で500円もしないのに、やっぱり台湾メシは安くて美味しいね!

それから勢いが付いちゃった私達は次はモツ煮込み風のお店に乱入です。

出されたスープの中に入っているホルモンはどの部分ですか?とか指さしながら質問するんだけど、全く通じず💦まあいいかとお金を払おうとしたら、お店のおばちゃんが、この人達が払ったからいりませんよ、ってびっくり‼️

聞けばこのお二方はアメリカ在住で1ヶ月間台湾に里帰り中だそうです。

地震直後にも関わらず日本から観光に来てくれた事がとても嬉しいです、どうぞ食べて下さい、なんておっしゃいます。

そして、いつの間にか別のお店からデザートまで買って来てくれて、これは私の大好物だから食べてみて!って。

見ず知らずの私達に、なんて優しいのでしょう。

確かに私達は貧乏に見えたのかもですが(笑)、丁寧にお礼を言って遠慮なくいただきました。

モツ煮スープもピーナッツ味のジェラートもめっちゃ美味しかったです。

本当にありがとうございました。


次の日の寄港地は石垣島です。


この日は快晴だったのでクイーンエリザベス様の全貌を写真に収めようと下船したのですが、バース内にはロープが張られていて遠くから眺めることは不可能だったため、諦めて乗船。

船内のオシャレなバーで乾杯🥂しましょうね。


最後の寄港地は我らが沖縄本島の那覇なんです。笑

この日は事前に約束していたお友達のために観光案内をいたします。

なので写真は撮っていませんが、お客様は85歳のお元気なおばあちゃんとそのお孫さんである20代の女性なのです。

実は前回のMSCベリッシマのヨットクラブでお会いした方なんです。

お天気が晴れ、曇り、雨と目まぐるしく変わった一日でしたが大好きな沖縄の「観光大使」になれて良かったです。

ついでに溜まった洗濯物や台湾のお土産を家に置いて来たりもしたので、我が家の愛犬達はやっと帰ってきたのに風のように再び去っていった私達を呆然と見送ってくれました(笑)

クルーズ中に家に帰るという貴重な体験?もできて大満足の寄港地観光でした。