世界遺産に登録されているパムッカレに来る前から、ネットでチェックしてはいたのですが、

やはり実際に来てみると「地球の歩き方」に掲載されているこのような⬆️写真の風景はどこにもありません。

石灰棚への入場料が値上がりしているのも想定済みでしたが、コロナ前は50リラで、去年までに200リラに、そして今はなんと400リラ(¥2800)になっていました。





昔から「綿の城」と呼ばれる石灰棚は、下流に観光用施設を開発しようとしたら温泉は枯れてしまい、現在はこんな風景です。

美しい自然が「もともとの自然の状態」であることが、何よりの遺産なのに、です。

400リラ払わないで外からでも十分見えるので、朝のお散歩にて悲しい世界遺産見学は終了‼️いたしました。

風がない日の早朝には気球も上がります。

私達も気球や、パラセイリングの勧誘を受けましたが、カッパドキアで体験したのでもういいです!とうそぶくとすぐに諦めてくれました。

さて、これから数日ここで何をして過ごしましょうか?

ネットで調べると、8km先のお隣の村、カラハユットには温泉♨️施設が充実してるホテルがあるといいます。

ミニバスで1人¥70払えばすぐに行けるらしいです。

では行ってみましょう!

温泉街の入口に着きました。

日帰り温泉を利用するならスイムキャップが必要と書いてあったので、店先に売っていたキャップを5リラ(¥35)で購入して準備完了。

数百メートル歩いてとりあえず看板がしっかりしている Pam Thermal Hotel に行ってみます。

静まりかえったフロントもロビーも通り過ぎてスパの入口で温泉に入りたいんだけど、と言うとロッカーの鍵🗝をもらえました。

さっそく水着に着替えて

上流から56℃の温泉が湧き出している100%掛け流しの温泉にゴーゴーゴー!

足元にはねっとりした硫黄成分たっぷりの泥が溜まっているので、全身泥パックでお肌もツルツルで、日焼け止め効果もあります。


暑くなったらシャワーで泥パックを流して、プールでひと泳ぎです。

プールチェアーの後ろには温度41℃くらいの深さ130cmの立って入る温泉もあって温泉好きの日本人には至れり尽くせりです。

しかし、なんでこんなに空いているのお?

宿泊するとそれなりに1泊¥15,000くらいするホテルのようですが、日帰りだといったいいくらなのでしょうか❓

数時間たっぷり遊んで帰りに鍵を返す時に聞いたのですが、英語が分からないようで、はい、さようなら👋の対応です。

まさか😱これはダメでしょう?と話の分かる担当者を探しているうちにホテルの外まで出てしまいました。

悪気はないのですよ〜💦

とはいえ外はまだまだ暑く


串焼きに冷たいビールが、お風呂上がりに、そりゃあ美味いってなんの。

良き良き一日でした。

翌日は5月14日で日本を離れてから1ヶ月経ちました。

そしてこの日は、夫の誕生日で私達夫婦の結婚記念日でもあるのです。

今日こそはお金を払って豪華な日帰り温泉に行こうとネットで厳選したホテルには、宿泊ゲストのみ利用可です、と丁寧に断られたのですが、親切にも日帰り温泉可のホテルを紙に書いてくれました。

で、炎天下の中2kmくらい歩いてたどり着いたのが、

Adempira Thermal Hotel です。



ここでもガラーンと静かで、しかもスパの受付には人が居なくて、英語が全く話せないお掃除のおばさんがタオルをくれて、更衣室の電気まで付けてくれました。

温泉♨️は42℃、私が立つと頭だけしか出ないのですが、浴槽の周りは椅子のようになっています。

向こう側にはドアがなく露天風呂だと思ったら冷たい温泉水でした。

ここは利用しなかったけどハマムと呼ばれるトルコのサウナみたいな施設です。

ここもよく分からないけれどソルトルームと書かれていて床一面が塩でした。

他にもドライサウナとスチームサウナがあって、

身体を冷やすプールもありました。

誰も居ないので、時間的に早すぎたのかと温泉でゆっくりしていたのですが、しばらくして家族連れが一組きただけで2、3時間居ても静まりかえったままです。

なのでみっちり温泉を満喫して、受付にタオルを返却して、お金を払う場所を探しているうちにあれよあれよと、やはりいつの間にかホテルの外に出てしまいました。

しつこいようですが、悪気はないのですよ。💦

しょうがありません、今日は特別な日ですから、やはり風呂上がりのビールでも飲んでまったりしようと、街をウロウロしたのですが、アルコールを出すお店は一件もありません。

とうとう若いお兄ちゃんがスマホの翻訳アプリで教えてくれました、今日は大統領選挙の日なので禁酒なのです!

へえー、そうなんだ😅知らなくてごめんなさい🙇‍♀️

なので、おつまみをテイクアウトして泊まっているホテルの近くのお店でビールを買ってお部屋で飲みました。

夕食は夫のお誕生日ということで前日からホテルで予約してあったコースディナーを食べました。

まずはお持ち込みしたパムッカレ産白ワインです。

1リットル150リラ(¥1050)でしたがこれがさっぱり辛口でとても美味しいのです。

オーナーの奥さんがお誕生日の歌を歌ってくれてお食事が始まりました。

先ずはひよこ豆のスープ、レモンをかけていただきます。

角切り野菜のサラダ、メインにはチキンとトマトの煮こみにご飯が乗ったの、などとても美味しくいただきました。

アルコールは持ち込みなので、お料理のみ二人で500リラ(¥3500)でした。

さてさて、トルコの大統領選挙はどうなったんでしょうか❓

エルドアン氏再選になるのでしょうか❓

テレビはずっとこの話題ばっかですが、当選結果はどうやら翌日に持ち越しのようです。

私達はとりあえず異国にて、楽しい記念日を迎えられたので大満足です。

ちょっと前に引いた風邪もすっかり良くなって何よりです。

だけどここ3年余りの間に世界中の人口の相当数の人が感染し、亡くなった人も多数という猛威を振るった新型コロナウイルスには全く感染せず、今この時期に外国で風邪をひき、発熱する初老の夫婦ってどうなんだろうか❓