イルデパンの空港からは予め手配してあったタクシーに乗ること15分くらいで旅行者が必ず行く、オロ湾に面したピッシンヌ・ナチュレル(天然プール)の入り口に到着します。
先に進むと無人の入場料を入れるプラスチックのケースがあって一人200フランと書かれています。
私が代表で1,000フラン入れたら、お兄さんがしつこくお釣りを取れ、と言うので取りました。
ピッシンヌ・ナチュレルの環境保護に利用されるとのことなのでほんの少しだけど寄付したかったんですけど。
このあと15分くらい川のようなところを歩きます。
曇り空もすっかり晴れ上がって、サンダルを脱いで裸足で歩くと気持ちいいです。
この島の名前の由来となったナンヨウスギがどこまでも茂っています。
その昔、キャプテン・クックが英語でIsle of Pineと呼んだこの島は今フランス語でIle Des Pinsと書いてイルデパンと呼びます。
松の木の島という意味ですが、正確には松の木ではなくナンヨウスギです。
浅いところもあれば深いところもありで、しばらく進んでいくと、
突然視界が開けます。
ウソみたい、めちゃくちゃキレイです。
写真奥の水の色が少し濃くなっているところでシュノーケリングをしました。
魚影はもっと濃い場所が沖縄でもわんさかありますが、この透き通った海で優雅に泳ぐ魚を見ているだけで、元々無かったストレスがあたかも溜まっていたかのように解消されていきます。
私達はもちろんビールでしたが、ついでに砂まみれの汚い足をプールサイドのシャワーでキレイに落とさせていただきました。
キレイなビーチに面していて、とてもいいホテルでしたよ。
一番お安いお部屋でも1泊3万円以上ですから、この先もお世話になることはないでしょうけど、ほんのちょっとセレブになった気分です。
さあ、この橋を渡ったらタクシーが待ってるはずです。
橋の上からローカルの子供達が派手にジャンプして遊んでいました。
高級ホテルと目と鼻の先です。
ですが、ニューカレドニアの離島はどこも現地のメラネシア人のための土地であり移住者が土地を買って家を建てたり出来ないのだそうです。
なのでホテルと言えどもかなりの借地料を島に払い、仕事も提供するということなのか、従業員はほとんど現地の人でした。
帰りは夫が前席に座りました。
帰りも行き同様スムーズなテイクオフで、キレイな景色です。
45分後ヌメアに帰ってきました。
私達にとっては夢のような1日だったんですけれども、パイロットのお兄さんのジミーさんはどうだったのかしら?
何しろ無類の日本映画好きでお仕事も映画の編集などをやってらっしゃるらしいのですが、言葉を失うくらいの絶景を前にして、君はアキラクロサワ監督ならどの映画を選ぶ?とか僕はオズヤスジロウを尊敬してるだの、えっ?もっかい言って誰❓みたいな、古い人の名前ばっかが何人もフランス語訛りで出てきます。
古い映画はあんまり詳しくなくてごめんなさい。と言うと、楢山節考はどうだ❓っていやそっちも全然古いし。
タケシキタノなら少しわかるよ、と言ってみたら、ああ有名なコメディアンだね。絵の才能もあるし、彼は頭がいいねえ!って何でも知ってるおじさんだあ。
ごめんなさい🙇♀️














