東南アジアには他にもキレイな島がたくさんあるはずだけど、どうして今、ギリメノなのか⁉というと実は30年以上前に来たことがあるからなのです。
それも一度ではなく、二度三度も。
さらにここに来る前(多分35年前)にはフィリピンのボラカイ島やタイのサムイ島にも行っています。
どちらの島も、今は大きなホテルが出来て有名観光地になってしまったのでもう行ってみたいとは思わないのですが、ギリメノは古くからの観光地バリ島がすぐ近くだからなのか、今ものんびりしていて車もバイクもなく自然破壊も最小限にとどめられているように見えます。
だけどアクセスは断然良くなりました。
30年前はロンボク島からしか船がなく、お隣のギリトラワンガンには定期船がありましたが、ギリメノ行くならチャーターするか、明日まで待って乗客数が増えたら船出すよ‼️みたいに言われたことを覚えています。
チドモと言われる馬車タクシーです。
島内の交通手段はこれにのるか、自転車レンタルか、歩きです。
チドモは馬の首に鈴が付いているので、遠くからでもやって来るのがわかるのです。
お客さんがいないと軽いのでけっこうはやいのです。
こんなのどかな島ですが、昨年の7月、8月、そして今年の3月にも大きな
地震が起こりました。
余震も毎日のようにあったと聞きます。

プール付きのオシャレなブティックホテルがあったはずの場所です。
ブロック塀も崩れて建物も傾いたままです。
他にも廃墟のようになっている小さなバンガローも多数見ました。
実は今泊まっているTwo Brothers Bungalowも地震の前は5棟あったのですが、2棟は被害がひどかったのでやむなく取り壊したそうです。
確かに建物の造りが簡素な分、崩壊するのも簡単なのでしょう。
幸いこの島では亡くなった方はいらっしゃらないということで、本当に良かったです。
毎日私達のお部屋に通ってくれているこの「ネコちゃん」、寝てばっかだけど、つらい震災を乗り越えた強い子だったのね。
そうそう、このネコちゃん、さくら耳ネコちゃんなのです。
聞けば、去年の震災のあと、ボランティアで獣医さんも来てくれて島の相当数の猫に不妊手術を施してくれたのだそうです。
この島でもTNR活動が広がっていると聞いてとても嬉しくなりました。
これから先は、災害のない穏やかな島時間がずっとずっと、流れますように。