冷たい雨が終わって、GWに突入して、昨日から浪江町の赤間さんのわんにゃんシェルターに戻って来ました。
汚染土運搬のトラックも、家々の解体工事も連休中はお休みで穏やかな散歩道でした。

わんちゃんたちは私達のこと覚えてくれていて静かにお散歩の順番を待っててくれます。
その前に訪れた1,000円札で有名な野口英世さんの記念館に行ってきた様子をアップしますね。
入場料大人1人600円ですが充実の施設でした。
自分のスマホでwifiに繋げてホームページにアクセスするとエリアごとの音声ガイドが詳しく解説してくれます。
画期的‼


彼の生まれた生家です。
生前彼も大好きだった磐梯山が望めて、しかも猪苗代湖のほとりという最高のロケーションです。
この家で彼は一歳半の時に囲炉裏に落ちて左手を大火傷してしまいます。
お母さんはこれでは大きくなっても畑仕事はできないと見て、彼を学校に入学させるべく一生懸命働いたそうです。
この選択が後々、偉大な息子を育てることに繋がっていくのですね。
アメリカで偉業をなした息子に宛てた母親からの帰って来てほしい由の手紙です。
これに一番感動してしまいました。
当の息子は母が文字を書けるとは思わなかったというのですから。

残念ながら野口英世は51歳でアフリカの地で黄熱病で亡くなってしまいます。
もしも長生きできたならさらにすばらしい研究成果が見られたのかもしれませんね。
猪苗代湖もすぐそばです。

白鳥丸は普通だけど、亀丸がなんとも可愛いいですね。
その夜のお泊まりは飯舘村の道の駅、までい館です。

全部本物のプランツですよ。
すばらしいです。

だけど、館内には食品専用の放射能測定装置が置かれていました。😢
飯舘村も浪江町と同じく未だ帰還困難区域が多く残る場所なのですね。
約1年半前にできた道の駅もそんな村の予算の使い道の一つなのかも知れません。
全村避難指示が解除されても戻ってくる住民はわずかだと思われます。

以前田畑であったはずの広大な土地がソーラーパネル畑⁉️(メガソーラー)に変わっている場所もたくさんありました。
原発事故で思いがけず放射能を被ってしまった美しい村が今、原発ではない再生可能エネルギーを大量に生産しているのです。
原発事故が無ければ全く考える必要のなかった村の未来の一つなのでしょうね。
実際に足を踏み入れなければわからなかった事ばっかりで、良いことも悪いことも含めて大変お勉強になりました。