ホーチミンに帰ってきた翌日、あらかじめロアンさんから連れて行きたいところがあるから空けておいてと言われていました。
朝、ロアンさんが私達が滞在するアパートまで迎えに来てくれてて、途中で知り合いのご夫婦、
グンさん(夫)リムさん(妻)とペボちゃん(犬)が合流します。
目的地にたどり着くまでの車中約1時間、日本語が堪能なグンさんからいろいろお話を聞くことができました。


目的地はホーチミン郊外にある広い敷地の幼稚園でした。
昨年12月に開園したばかりです。
受付のお姉さん達もやる気マンマンです。
グンさんご夫妻はこの幼稚園のオーナーなのです。
お二方ともも貧乏な家庭の育ちだったけれど、頑張って苦学して大学を卒業されたのだとか。
私達は全く知らなかったのですが、ベトナムの公立幼稚園や学校は授業料が高い割に教育水準が低く、衛生的にも良い環境ではないんだそうです。
この幼稚園の月謝は公立の約半額の月70US$で、1歳半から入園できます。
この場所の半径8km以内には3つの工業地帯があり、田舎から工事関係の仕事を求めてたくさんの人々がやってくるのだそうです。
そんな貧乏な家庭に育った子供達にも明るい将来を、と私財を投げ売って学校を建設したそうです。
朝6時半の運動から始まって朝食と昼食のほかにおやつも含めると1日5回食べる時間があり4時半まで預かります。
現在園児は110人ですが、将来は400人、また校舎を増築して、小学校も作り総勢800人の子供達を受け入れる準備中なのだとか。
中の様子は至れり尽くせりです。
食事は学年別に順番に広い食堂で食べます。
カラフルな椅子は園児が自分たちで片付けることができるサイズ、重さになっています。
食事の前の手洗いも大切ですね。
学校に突然ワンちゃんが乱入してきたので楽しい追いかけっこが始まっています。
驚いたことに初めて会った私達にべったりくっついて甘えてくる可愛い子もいました。
きちんと並んで食事の順番を待つ園児達です。

厨房に入ってびっくりしたのが、最新の食器洗浄消毒機です。
こちらは浄水器。
どちらも公立の学校にはない上に、食事、お昼寝、学習など全て同じ場所で行うのでとても不衛生なのだとか。
暑い国ですから、食中毒には細心の注意をはらっているそうです。
グンさん達の夢の学校の目標は日本の教育なのです、と力強く説いて下さるのですが、学習能力最低、運動神経ゼロなくせにめっちゃ生意気な子供だった私にはピンときません。😂
要するに、挨拶ができて、目上の人を敬って、自分のことは自分でできる、ゴミはゴミ箱に捨てる、などなど当たり前のことができる立派な子に育てるのが目標だとおっしゃいます。
まさに、世界各国に大挙して押し寄せる某大陸の方々にも学んでいただきたい基本的な事柄なのでした。
裏庭では鶏も飼っています。
無農薬野菜や果物もたくさん栽培されていました。
子供達のお食事も終わり、お昼寝が始まったころ、私達にも給食が配膳されました。わあーい‼
レストランで食べるご飯と違って家庭的な味付けでとても美味しかったです。
野菜も鶏肉も、もちろん自給自足です。
その他いろいろベトナムについて教わることができました。
トイプードルのペボちゃんと遊べたのも楽しかったのです。(笑)‼
そういうわけで、ベトナムにて園児大募集中‼なのです。
ハンディキャップの子供達も同料金で募集中だそうです。
日本から見学に行きたいという方々も大歓迎です。
1,2週間の滞在ボランティアでもいいですよ🎵ということでした。
気になる方はどうぞご連絡くださいね。
ちなみに大人は入園できません。
あしからず‼