この日は2日前にネットで予約したバスでお隣のスロベニアに行きます。
旧ユーゴスラビアの国の一つですね。
調べてみるとイタリアの隣だし、山も湖もあって風光明媚な国らしいので初スロベニア計画してみました。
バス料金は同じFlixBusという会社なのに、時間帯によって全然違います。
朝9時に出発して12時半に到着するのが最安で、たったの15ユーロでした。
出発はベニスのちょっと手前のメストレ駅(Mestre)からです。
前日にメストレ駅までの行き方をホストのUyiさんにたずねると、なんと車で送ってあげるというのです。
1泊2人で約3,400円しか払ってないのにめっちゃ親切ですね。
おまけにキッチンの調味料などご自由に、と言われて、オリーブオイルとバルサミコ酢を大量に使って、どっさり洗濯までもさせていただいちゃったのに。
いやはや、大変恐縮です。🙇
朝、車の中で、親切ホストのUyi様は日本は一度は行ってみたい国なんですよ、アニメ「NARUTO」が好きなんでね。
ラーメン🍜🍥を食べてみたいんです‼なんておっしゃるではありませんか。
あわててバックからいくつか持ってきていたチープな棒ラーメンを一つ、やっとのことで取り出しました。
沸騰したお湯で3分茹でて付属のスープ入れてね。野菜やお肉を炒めて乗せると美味しいよ。って差し出すととっても嬉しそうでした。
ああ、わかっていたら、棒ラーメンじゃなくて、箱に入ったもっと上等なの買ってきてあげたのに。

メストレのバス停はこれまたすごいです。
駅前のたいして広くもない道路の脇に次々と空いているスペースを見つけては色も形も全く同じのバスが到着するのです。
乗客はみんなスマホのEチケットのQRコードをかざしてパスポートやその他のIDを見せて乗せてもらっています。
乗り遅れている人がいないかチェックなどするわけもありません。
乗務員達はいかに素早く出発できるかしか考えていないように見えます。
到着したバスの行き先はフロントガラスの案内でチェックするしかないのです。
大きな荷物を持ってあっちこっち回って行き先確認、はあー大変😞💦でした。
私達のバスは最終的にハンガリーのブダペスト行きだったので、下に小さく書いてある経由地の案内まできちんと見ないと探せないところでした。
さて、やっと見つけたバスは何事もなく、定時に出発して、国境手前のトリエステを経由していよいよスロベニアに入ります。
バスの窓から見える海岸沿いの景色は寝ている暇がないくらい美しいのですが、観光バスではないので絶好のビューポイントでも速度さえ落としてくれません。😂
いつかゆっくり訪れたい場所がまた増えてしまいました。
ハイウェイでの国境はあっという間でした。
ボーッとしてたら気がつかないくらいの大きさのスロベニアの国名が書かれた国旗のサインがあるだけでした。
行き交う車のプレートのユーロマークの下がIからSLOに変わっています。
他にもドイツD、オランダNL、オーストリアAなど様々な国から、自転車や、キャンピング用キャラバンなどくっ付けて快調に走っています。
やがてバスは時間通りリュブリャーナ(Ljubljana)に到着しました。
乗ったのはこんなバスです。
ベニスより気温が10度くらい低いです。寒っ‼
ホストさんに教えられた通りバス用のUrbana カードを買ってからバスに乗り、今日から4泊する宿に到着しました。
5階建てビルの4階です。
エレベーターがないのが大変😞💦でしたが、めっちゃキレイです。
キッチンです。
バス🚿トイレ🚽です。
寝室です。
寝室以外は他に2部屋あるゲストと共同なのですが、こんなんで1泊2人で3,000円ポッキリ‼️
ホストさんより一通りおうちの説明を聞いたらすぐにバスに乗って街の中心部に行きました。
だって、1区間1.20ユーロのバスチケットは90分以内なら何回でも乗れるのです。せこい‼😅
丘の上のリュブリャーナ城が見えます。
きれいな茶色い建物はフランシスコ会教会です。知らないけど、中世のヨーロッパってこんな感じ⁉みたいな⁉

野菜や果物のマーケットもカラフルでキレイですね。
これ、これ、ありました。
橋の欄干にカップルが南京錠をかけて愛の誓いをするってヤツですね。
ガイドブックには「肉屋の橋」ってあるけど、お肉屋さんがあったんだろうか⁉
橋の端しっこにあるカエルや魚のオブジェにまで重たそうに鍵がぎっしりです。
うーん、半分くらいのカップルはもう離婚したか、結婚する前に別れているか、なんてどうでもいいか、その瞬間さえ楽しければ。(笑)
まだまだ到着したばっかで観光もしていないけれど、リュブリャーナの街はコンパクトながら、めっちゃキレイで素晴らしいところなのでした。
欲を言えば、うーん、なんだろうね、もうちょっと簡単なスペルの名前に変更できないものかね😓