さて、楽しかったスリランカ旅行もいよいよ終盤です。最後の3日間は南西部のビーチエリアでなにもしない休日を過ごします。

スリランカ旅行全般に関していろいろ振り返ってみました。今まで物価や諸費用について詳しく記してなかったので自分自身の記録のためにメモしておきます。

スリランカ人の月収は2万円くらいから多い人で10万円くらいだと思います。ピンキリですのでめちゃくちゃお金持ちの人もたくさんいることでしょう。ですが、平均的に見ると低収入なのに物価は高いです。旅行者的に見ても今まで私達が旅行したことのあるアジア諸国(タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、フィリピンなど)に比べて最も高い国の一つかもしれません。2009年に長く続いた内戦が終わって平和になったけれど物価は上がりっぱなしだと聞きました。宿泊は二人で朝食付き5000円前後でまあまあ小綺麗なところ(水圧は弱いけどお湯は出る、シャンプーがあったらラッキー♪なレベル)に泊まれます。でも主要な観光地の入場料はびっくりするくらい高いです。誰もが行きたがるシギリヤロックにいたってはただ登るだけで日本円で2,500円くらいかかります。もちろん外国人料金です。その他のメジャーな遺跡なども普通に2,000円くらいかかります。ユネスコの世界遺産に指定されているし、まだまだ発掘中のものもたくさんありますので調査研究費用だと思えば確かに納得はできるのですが。あと、ジープサファリも安くはないです。最初行ったカウドウッラでは国立公園入場料、ジープ代金も含めて3時間くらいでしたが二人で10,000円くらい。次に行ったウダワラウェでは1日10時間、ランチも含んで二人で14,000円かかりました。宿で他にも行きたい人がいればジープやガイドがシェアーできてもっとお得なのかも知れません。熱帯雨林トレッキングは徒歩ですが5時間ガイド料と保護区の入場料含めて二人で5,000円くらいです。これらの料金は私が持っている最新版の「地球の歩き方」に載っている料金より高めでしたので、数ヶ月単位で値上がりしているようです。ランチやディナーは一食400円から700円くらい(飲み物は別)です。量は多いですがちょっと高めかな。アルコールですが、レストランで注文する以外はワインショップで買うしかありません。どこの町にもあります。通常緑色のサインがある小さいお店です。

鉄格子で店内と外が区切られており、小さな窓から注文します。(名前はワインショップですがワインの種類は少なく、高くて手が出ません。)

最安のスリランカビール、ライオンラガーは大瓶で140円くらい。しかも冷えたのを指定すると冷蔵庫の電気代でプラス7円とか(笑)のもありました。レストランでは同じビールが2倍から3倍します。その前にお酒を出さないレストランもとても多いです。スリランカ国民が大好きなアルコールはアラックですがこれもボトルで1,500円くらいします。スリランカはアルコール好きには厳しい国かもしれません。私達の場合ガイドさんが車で最寄りのワインショップに寄ってくれ、お得にビールを買い込んで食事は近くのレストランからテイクアウト、食べるのはホテルのバルコニーでが定番になってました。
最後にチップの話。レストランでは約1割をチップとしてテーブルに置いて帰るのが普通だとか‼なんて言われても日本人としてはイマイチ理解に苦しむシステムですね。まあ郷に入っては郷に従えと言いますが、ちゃんとサービス料がチャージされているし、ウエイターの給料は少なくてチップがないと生活できない
とか言われても私達の問題ではないし、ウエイターは普通に最低限の仕事をしてるだけで特別よいサービスを受けた覚えもないし(笑)。だったら親切丁寧な日本人ウエイターだったらいくらでもチップを稼げるのか
みたいな話ですよね。


そういう理由で、個人的には世界中が将来チップ制度を廃止してサービス料含む「明朗会計」にする。そして一生懸命働いている人々もは「明朗給料明細」で十分幸せに生活していける日が来るといいなと思います
