この世界の片隅に | 銀輪流転

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先週の土曜日に見てきました。
(こちらでは、12月31日から上映。それも、1館だけ。)

キネマ旬報の日本映画1位だとか。
アニメ誌では1位にはならないでしょうが、、。

良かったですと今さら言っても、
判ってるってですよね。

ストリー展開に大きな違いはないのだけど、
淡々と進んでいく感じもで、(原作)こんなんじゃないではないですが、
肌ざわりというか、空気感は異なっています。

アニメなので、綺麗やし、何処か夢の世界の感じがあります。

そして、やはりいい話になってしまっています。
アニメでは、
 この世界の片隅で「(亡き人の)笑顔の入れ物になって」生きていく。
になっていますが、原作には別の思いが込められています。

原作は、戦時中と終戦の主人公の心の葛藤と、
絶望というか諦観の向こうに、
それでも生きていくことの肯定があったように思います。
どうしようもなさの向こうで、生きていくこと。
それでも生きていくこと。

まあ、2時間ででそれを表現するのは無理だと思うけど。
なので、原作を読んでない人は、一読をお勧めします。

蛇足ながら、
 原作もアニメも見てない方は、
一般の方は、アニメを先に見る方が良いとおもいます。