BS-NHKでオリバーストーンの「アメリカ史」を見てました。
まあ、偏っていると言えば、そうですが、紙一枚をめくったところの風景とも思います。
レーガンの時代。ブッシュ:シニアの時代。
今の日本。
年末に特定秘密の法律ができました。
いつも不思議に思うことがあります。
いわゆる右派の人は、新自由主義に親和性を示します。
そして、それが、往々にして自由を抑圧していることの不思議です。
シカゴボーイズ。
ミルトン・フリードマン先生の教え子たち。
彼らのうち南米出身の者たちがいた。
自由主義的経済政策を進めました。
その国って?
チリ、ペールー、アルゼンチン ですね。
そして、その時代に何があったの?
そうそう、軍事政権が国民の自由を大きく制限しましたね。
自由市場を推し進める政府が、国民の自由を大きく制限しましたね。
すなわち、新自由主義者の言う、
自由市場って、強者のための自由主義でしかないという事実。
これは、アメリカ本国も同じ。
どうしたことだろう。
日本でもそうですね。
不思議なんです。
軍隊なんて、実はもっとも官僚的な組織ですね。
旧帝国陸海軍の史実を追えば、これぞお役所仕事のオンパレード。
兵器市場なんて、もっとも自由競争市場から遠い市場ですね。
それが、新自由主義を推進する政府のもとで、
市場規模が大きくなりましたよね。
レーガン、両ブッシュの時代。
非自由市場が、新自由主義者が影響力を持つ政府が拡大すること。
新自由主義者を標榜される方々に、
この事実に自覚的な方がどれだけいるのでしょうか?
とても不思議なんです。
今のままの法律では、軍事や外交が、
ますます、国民の目から、隠されますよね。
これって自由市場の及ばない経済活動が拡大することだと思うのですが?
新自由主義者の方々こそ、日ごろの行動パターンからして、
政府が力を持つことを警戒してしかるべきだと思うのですが、、。
それなのに、概ね新自由主義的な経済政策々を主張する方々のほうが、
こと軍事に関しては、国家の力、官僚の力が増大することを良しとするのは、
どうしてなのだろうと不思議なのです。
私は、自称:オールドリベラリストなので、
新自由主義者の方がどう考えるのか知りたいのです。