先日ラーメン大戦争でピストルをぶち込んだばかりの僕。
満身創痍の会社員ははたまた美味いランチを求め彷徨っていた。
鶏そばかぐら屋 本店。
明らかにランチへ出向くスパンが短くなっている。
仕方のないことなのだ。
年度末と戦うためには必要なことなのだ。
僕はもう目の前の人参なしに走ることはできない。
(馬車馬のごとく仕事をした末路)
いいではないか。
人参をぶら下げておけば無限に走るのだから。
(精神力と回復力には定評あり)
この日はパワーチャージをすべく濃い一杯を…!
特製濃熟鶏そば。
乳白色のスープは濃厚鶏スープ特有のコラーゲンを感じるペタペタ感。
分かりやすく言うと天下一品のラーメンを極めて食べやすく上品にした感じだ。
トッピングのバリエーションがなかなか珍しくていい。
キャベツの組み合わせは水炊きさながら。
濃厚なスープにキャベツの甘みが際立っている。
お肉は3種類。
鶏ハムはしっとりと滑らかな仕上がり。
鶏だんごはシソの風味が爽やかでアクセントに。
炙り鶏チャーシューは香ばしく肉々しい食べ応えも十分な仕上がりだ。
ここへ半熟卵も入っており、鶏を味わい尽くすことができる。
麺は細めのツルツル系。
濃厚なスープとしっかり絡み、相性は申し分ない。
そしてこのお店で満足度が高いのは味変のバリエーションではないだろうか。
ミルタイプの胡椒を置くラーメン屋にハズレなしの法則。
クリーミーで濃厚なスープと相まってカルボナーラのような味わいに。
洋風な装いを見せたかと思えば…
ガーリックでジャンクなパンチを追加!
いきなりガツンとくる若者飯に。
そして最後は…
魚粉で突如として濃厚つけ麺という変幻自在っぷり。
味の方向性が全く異なる調味料の妙。
この味変が食べていて飽きることなく楽しい。
そしてそのどれもがベースにある濃厚鶏スープを存分に活かしているのが見事だ。
鶏を味わい尽くす満足の一杯。
ちなみにこちらのお店はあっさりと濃厚の2種類が選べるようになっており、そのどちらも鶏を活かしたものらしい。
あっさりも食べてみなくては…!
あっさりで鶏。
絶対鶏油じゃん?!
黄金に輝くスープじゃん?!
今や僕は鶏に夢中である。