タイトルから穏やかではない。
年度末に向かってタフな仕事が増えてきている。
もう頑張れない。
自分へのご褒美がないと頑張れない。
そんな恰好の口実を従え、ただただ美味いランチを食べたいだけの僕がやってきたのがこちら。
ラーメン大戦争。
ついに仕掛けてきた…!
ラーメンが…大戦争を…!
サラリーマンの戦場と化した街、東京。
そんなコンクリートジャングルの真っ只中。
そこでラーメンを武器によもや戦争をしかけてくる輩がおろうとは。
THE RAMEN WAR
(偏差値3)
精神年齢12歳ぐらいの旗印『THE RAMEN WAR』
小学生同士で叫んでいそうなワードである。
小学生A
『腹減ったぁぁぁ!ラーメン食いてぇぇぇ!』
小学生B
『死ぬほどラーメン食いてぇぇぇ!もう大戦争だわ!ラーメン大戦争だわ!』
小学生A
『何だよそれギャハハ!ラーメンウォーじゃん!ゲラゲラ!』
小学生B
『THE RAMEN WAR(本格的な発音で)ゲラゲラ!』
小学生A
『何だよそれギャハハハ!』
これがラーメン大戦争の全てである。
(今日も世界は平和)
『人類みな麺類』系列のこちらのお店。
系列だけあってネーミングセンスの癖は強い。
しかしこの系列の強みはネーミングのインパクト頼りではないことにある。
一時期突然増えた高級食パン屋とは違うのだ。
(珍妙な店名に全振りした結果下火になるスタイル)
たしかな美味さ。
ネーミングのインパクトに負けない味への信頼感がこの系列にはある。
初めてのラーメン大戦争。
最初はやはり定番商品をいただきたい。
ピストル一丁!
全てが穏やかじゃない。
ラーメン大戦争でピストル。
ロゴは明らかに武士だったのにそんなことでいいのか。
武士道に反するのではないだろうか。
せめて『火縄銃』あたりにはできなかったのだろうか。
しかし時代はダイバーシティ。
鎖国ではなく開かれた世界にあって、武士もピストルを持つのだろう。
そんな尖ったイメージのあるピストルは関西だし醤油ラーメンだという。
優しい。
優しい味わいの広がりしか想像できない。
もうわけが分からない。
平和なの?戦争なの?
アガってんの?サガってんの?
みんなハッキリ言っとけぇ!
(アガってぇぇぇる!)
こうして平和な日々を享受している我々だが、同時に戦争で苦しむ人たちもいる。
平和とは何とも儚く、脆く、不確かなものなのだろうか。
そういう問いかけなのだろうか。
(考えすぎる病気)
世界中誰だって微笑めば仲良しさ。
みんな輪になり手をつなごう。
小さな世界。
(号泣)
そんな平和への願いに感極まりつつ。
5枚までは無料でトッピング可能であるというチャーシューをフル装備し着丼!
これは完全に大戦争…!
丼が肉で出来ているのかという程のビジュアル。
レア気味に仕上げられたこのチャーシューが何とも美しい…!
見ただけでわかるこの瑞々しさ。
パサついた感じは一切ない薄切りのチャーシュー。
いかにも低温調理で仕上げました!というようなじっとりとした仕上がり。
上質なローストポークさながら、肉自体がたまらなく美味い。
関西だし醤油のスープは優しくも上品な味わい。
あっさりしているものの、貝出汁がどっしりと土台にあるおかげで旨味が濃い。
最後まで飽きずに楽しめるのはさすが人類みな麺類系列といったところだろうか。
麺は中太でつるつるもちもちの食べ応えあるタイプ。
スープとの相性は申し分ない。
チャーシューも薄切りなので、ぱっと見はボリュームがあるように見えるがサラッと完食できる一杯だ。
ネーミングのインパクトだけ、見た目のインパクトだけではないたしかな実力のある一杯。
大満足のランチタイムであった。
定期的に自分にご褒美を与えてこの年度末を乗り切ろうと思う。
業務大戦争!!!
(笑えないやつ)




