サウナにサ飯に紅葉にとリフレッシュにリフレッシュを重ねた旅初日。
もはや疲労は霧散し、これ以上リフレッシュしようがない2日目。
今回は一泊二日旅なので、早くも帰る日を迎えてしまった我々だが既に満ち足りた感さえある。
しかし一分一秒たりともこの環境を無駄にはできない…!
ということで早々に起床し、営業時間と同時に朝サウナをキメる。
朝からこのクオリティだもん…
(緩みきる表情筋)
とんでもねぇ…
らかんの湯とんでもねぇ…
寝起きから十数分でこの楽園。
こんなに上質でラグジュアリーな寝起きがあっていいのだろうか。
罰とかが当たりそうな気がする。
多少悪いことでも起こらないとバランスが取れない。
しかし2時間朝からととのい散らかし、再びサウナ飯の時間がやってくる。
朝からこんなサウナ飯…いいのだろうか…?
(喜びを通り越し罪悪感)
御船山楽園ホテルに来るには早すぎたのではないだろうか。
もっと苦労と疲労に塗れて死相すら表れてくるような人生の荒波を乗り越えた後に来るべきだったのではないだろうか。
この極上の体験、おもてなしを日々能天気に過ごす僕が受けていいのだろうか。
少しでも大変だった記憶を反芻する僕。
『自分はここにいていいんだ』
と納得させながら食事に目を向ける。
朝からワクワク感を高めてくる品数。
しかし一品一品はお上品な量なので全ての品を美味しく最後までいただくことができる。
サウナで出し切った水分と塩分。
枯渇した体に染みこむ、これはもはや血液だ。
体中が歓喜する瞬間。
お揚げは焼いてありパリパリで香ばしい。
こういうちょっとしたひと手間が高いホスピタリティを物語っている。
夕食に引き続き素材が新鮮なのも嬉しい。
朝から野菜が美味い。
野菜にもバリエーションを持たせてくれるのが嬉しい。
カプレーゼはオリーブオイルと塩で。
ちょっとずつ、味わいを変えて楽しむ朝食コース。
食材も多彩で食感も味も一口ごとに新鮮な朝食を楽しんでいく。
徐々にメインへと進んでいき白米も加速していく。
西京焼きというサウナー歓喜のチョイス。
朝から失った塩分を体が求めている。
しっかりした味付けがサウナ後には嬉しい。
そして魚料理の後は肉料理も用意されていて…
綺麗なローストポーク…!
しっかりと水分をその身に宿したお肉は全くパサついてなどいない。
ソースをかけて頬張れば白米と相まってここでととのうまである。
綺麗なお肉だことで。
昨夜の食事同様、油分は控えめで調理もヘルシー。
品数は多くとも、胃が苦しいということもなく最後まで美味しくいただける。
締めくくりは温かいお鍋で。
熱々の豆腐がたまらない。
朝は口当たりなの。
つるんとした優しい口当たりが朝に求められているものなの。
お出汁は豊かなゴマの香り。
クリーミーで極めてお上品な仕上がり。
御船山楽園ホテルのサウナ飯が強力すぎる。
朝から至福のととのい体験。
ちなみにこのあとチェックアウト10時半までの約2時間。
再びサウナでととのい、まさにサウナ漬けの滞在時間。
大満足の宿泊であった。
帰路の福岡空港を目指すわけだが、如何せん帰りのフライト時間までが中途半端な我々。
今回観光は捨てているため、福岡グルメを残り時間に詰め込んでいく。
次回は福岡でずっと食べたかったもの。
初めてお店で食べる水炊きを紹介しよう。