先日の夕方、注文していた土のう袋が届きました。

その数、20,000袋。

 

オフィス前に積まれた土のう袋の束。とても重いです。

 

オフィスには私を含めて数人のスタッフ。

さて、どうやって片付けましょう。

 

 

 

こんな時に、人の性格が見えます。

あるスタッフは 「お先に失礼します」 え、ちょっと待って・・・。

 

業者の男性3人がかりで荷下ろしした束。

当然私には重すぎて、じりじりと引きずることしかできません。

 

そこにキピエゴン登場。 「僕は力持ちなんだ」

 

「腰を傷めるよ!やめた方がいいよ!」という声をよそに、1人で持ち上げ運んでくれました。

 

ストックルームに入りきれない束はキピエゴンたちの部屋の片隅へ。

 

 

 

「土のう袋に囲まれて仕事をするのも悪くないね♪」

 

すばらしき好青年です。

 

実は先日カクマに行った際も、空港の待合室が狭く、椅子が足りませんでした。

我々は座っていたのですが、ご年配の方が来られると、キピエゴンが真っ先に席を立ち、「どうぞ」と譲りました。

 

ケニアで人に席を譲る光景を見たのは初めて。

あまりにも自然な彼の態度に、ちょっと感動しました。

 

私儀、未だに独身でございます。

 

彼は既婚で子どももいます。

 

「残念」(笑)。

 

と隣のデスクのメリーにささやいたら、

 

「ノープロブレム!ケニア人男性は何人とでも結婚できるのよ!2人目、3人目はどう?」

 

いや、恐れ入りました。