現場視察、イリガン、ミンダナオ | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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8月にようやく業者が決定、9月始めから現場作業が開始された別地域のパイロット事業を視察した。まだ準備段階かと思っていた。ところが、施主、業者ともに熱心さが違うようで、かなり現場が進んでいた。視察時には、現場の雰囲気(プロジェクト担当者、施主監督者、施工業者、コミュニティの表情)が明るく勢いが感じられ、気分がよかった。



事務所のあるイリガン市内の様子、自動車、バイク、自転車に混じって未だに馬車も庶民の足として使われている。



現場に入る前には、地元の警察に届け出。一緒にくるセキュリティが警察との連絡も担当する。



コンクリート舗装化が国策として進められている。



農道(畑と市場を結ぶ道路)をコンクリート舗装化しようとするプロジェクトの看板、小規模な予算のためか短い距離を行う。この看板はあちこちで見られた。




まずは現場事務所について、打合せ。右から三人目、四人目が施工業者のエンジニアで、父娘らしい。娘さんのしっかりぶり、父娘のやりとりの様子が見ていて微笑ましい。





コミュニティグループによる側溝の掘削が開始されていた。プロジェクトから支給されたテンプレートを使って所定の断面を確保している。





コンクリート製カルバートを調達し、設置している様子





土のう工法のデモも行った。ココナッツを積んだトラックが通行する。



ボックスカルバートの建設現場。すでに均しコンが打設されている。フィリピン人専門家が鉄筋の組み方を指導している。施工業者が連れてきた熟練工が従事していた。20人近いチームが現場事務所で寝泊まりし、工事をしているらしい。だから、早朝から夕方まで、しっかり仕事ができる。



写真右端の男性が、いつも警護、してくれるセキュリティのナッシュ。鞄の中身は銃と弾倉。どこへ行くときも影のように?付いてきてくれる。店に入るとき、武器の持込は禁止だが、彼らは免許を持っており許可されている。さりげなく、入口でのチェックの際に合図している、らしい。道路工事視察に付きあわせて悪いなあ、とも思う。彼の夢は警察官になることでそのための学校行く準備をしているらしい。